卒業の時。 HSP のままで働く自信がつく。〜 HSP ・ナツさんの物語(7)
感じる力を大切に働きたい!実在するHSP・ナツさんの物語、最終話です。
<ナツさんが穏やかに働くまでの道のり>
(2)空気が読めすぎる、感じる力に振り回されてしまう。
(3)HSPが「疲れやすい」理由。疲れているのは体ではなく頭。
(4)感じる力をコントロールしよう!
(5)共感できる相手に出会うことを、あきらめない
(6)自分の感情をはっきり認識しよう!
(7)最終話:卒業の時。HSPのまま働く自信がつく
初回のご相談日から3ヶ月後。ご相談にお越しのナツさんは、なにやらお困りのご様子でした。
ナツさんの当時のブログより抜粋。
それは、「困ったことが何もないこと」。
プライベートは楽団にスクールと充実してきたけれど、
おしごと、どうしましょう?とやってきた、ゆるふわ講座(注:HSPコーチング6回コース)。
第1回目は3ヶ月前でした。
それが、あれよあれよとお仕事が決まり、
お仕事が楽しくなり、
なーんにも困ったことがなくなってしまったのです。
「…どうしましょう!」と言う私に、
「卒業ですね」と、友紀さん。
はい、このたび、とび級の上、卒業と相成りました。
3ヶ月前、「職場にいるのが辛い。一秒でも早く家に帰りたい」とおっしゃっていたナツさん。
多くの取り組みを経て、同じ職場に勤めたまま「仕事が楽しい。困ったことがなにもない」という状態にたどり着きました。
困ったことがなくなったので、相談も卒業です^^
そう、わたしのところにお越しのお客さまは「卒業」していきます。何年もずっと相談し続けることは、基本的にありません。
悩みや課題は個人によって異なりますが、ご相談はすべて
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1.本当はどうしたい?自分の本心を確かめる
2.本心を実現するために「じゃぁ、どうする?」と現実の行動を練る
3.やってみる
4.できた!
5.自信がつく
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という流れで進みます。
継続してご相談いただくなかで1〜5を何度も経験することにより、新しい課題に出会っても自分で解決できるようになります。
(本心を引き出し、ご本人の資質を正確に見極め、「背伸びすれば確実にできる」課題を設定するのが、わたしの腕の見せ所です)
数ヶ月〜半年継続すれば、自分で進んでいけるようになるので、わたしの助力は必要なくなるのです。
(みなさん卒業しちゃうのは、わたしの経営面からみると非常に…… (|||▽||| )!!なのですが。笑 でも、自分の人生、自分で漕いでいけるのが一番いいよ!!)
ナツさんの場合、
→感覚のコントロールに取り組む。練習。できていく(2話〜4話)
・通じ合える仲間と出会いたい
→自分の思いや感覚をブログで発信する。ネットを通して共感できる人とつながる(5話)
・自分の感覚や感情をはっきりさせる
→おいしいものを食べるイベントに参加する。「おいしいってなに?」がわかる。自分の感覚をとりもどす。(6話)
です。
迷いや戸惑いを相談しながら
「自分の本心に向かって行動し、望む方へ現実を変化させる」
経験を積むことで、
「これからなにがあっても、自分で解決していける。自分で進んでいける」
そんな確信を得たのです。
ナツさんの当時のブログより抜粋。
お仕事を再開し始めた時に始めたこの講座。
この3ヶ月間、伴走してしてもらったことで、
HSP(繊細さん)を自覚しながら、
HSP(繊細さん)のままで、お仕事することはできるんだ。
と、実感を持って思えるようになりました。
「感受性が強すぎる人」HSP。
日常生活ではそのことを誇れるようにもなったけれど、
お仕事に関しては、後ろめたさが残っていました。
でも今は、後ろめたさはありません。
この性質を、抑えることなく、隠すことなく
もう私、お仕事もできます。
なんだってできます。
これからはHSPたる所以である、
敏感で、繊細なセンサーをフルに使いながらやっていけばいい。
困った時、迷った時も、このセンサーに従っていけばいい。
その自信がつきました。
HSPの先生であり、先輩である友紀さん。
私は、「HSP」を学びに行ったのかもしれません。
HSPの運転免許がとれて、卒業。
そういうことかな、と思ってます。
ありがとうございました!
HSPを学び、自分と向き合い
自信を持って社会と関わるようになった、ナツさん。
幸せでワクワクする人生へ、これからも進んで行かれることを
心より、心より、心より!!!応援しています。
ご卒業、本当に、おめでとう!!!!!^^
7回にわたって連載してきました、ナツさんの物語。
「HSPならではの”感じる力”を大切に働くこと」
「自信をつけて、楽しく働くこと」
これは、特別な人にだけできることではありません。
自分に向き合い、本心を確かめ、「じゃぁ、どうする?」と現実に取り組むことで、誰にでも実現できることです。
ただ、「自分がどうしたいのか、本心を確かめる」―――このひとつとっても、自分ひとりでは難しい。
困ったことや、実現したい未来があるとき。
自信や確信を持って進むために、まずは一度ご相談に来ていただけたらと思っています。