感性が花開く最初の一歩は、大切なものに気づくこと。〜創作活動に悩んでいたKさん

こんにちは、カウンセラーの武田です。
繊細な人やHSPの方から、仕事や人間関係のご相談を承っています。(東京・お電話・スカイプ)
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心の鎧(よろい)が取り払われて、自分にとって大切なものに気づいたとき、世界が美しく見えます。
 
世界が以前よりも、くっきりする。感性が開いて、自分にとって大切なものがはっきり見えたり、聞こえたりするようになる。
 
それが「感性が花開く」最初の一歩なのだと思います。
 
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「自分が創作することに意味はあるんだろうか?」と悩んでいたKさん。
  
なんでも相談室でお話した後、人のために頑張ってきた自分に気づいたそうです。
 
電車の中吊り広告が、いつもよりずっとはっきりと、色鮮やかに美しく見えたそうですよ^^
 
 
(掲載許可をいただいています)

 
◇相談前は、どのような状態でしたか
 
自分が創作することに意味はあるんだろうか?ほかにもっとすごい創作者がいるのなら自分の存在は意味がないのではないか?意味がないなら消えた方がいいのではないか?という思いでくすぶっていた。
 
 
◇相談してみて、いかがでしたか。
 
ご連絡が遅くなりました。
先週末はありがとうございました。

感想をいろいろ書いたのですが、うまくまとまった言葉にならなくて断片的なものになってしまいました。
が、そのまま送らせてください。

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だいぶ緊張してしまっていたこともあり、まさに心理的なヘルメットのようなものをかぶってしまっていたのですが笑、その奥の自分に触れていただいて衝撃を受けました。
 

まず驚いたのは、創作に限らず、あらゆるところで自分が「他人にはっきりわかりやすい基準を求めている」ということでした。
 
自分がやっている切り絵では、複雑で細かいものほどすごいものだという考え方や、武術では、人をうまく投げられるのがすごいことだ、などという考え方を立ち止まって考えたことがなく、それらがすべて人からはっきり見てわかる基準だということにも、それ以外の部分ではかれることがある(はかる、という言葉は違うかもしれません。素敵と思ってもらえることや、いいねと感じてもらえること)ということに驚きました。

 
私が重視する基準は、誰かが一番、あと他の人は二番三番…と優劣がついてしまうものなんですよね。

でも、あの人の作品も素敵、この人の作品も素敵、というだけで、それは優劣じゃないということが、頭から抜けていたような気がします。
 
いまも、「あぁ、あの人はすごい、それに比べ自分は…」と考えてしまいますが、すぐ「わかりやすい基準の”すごい”を見ているねー」と考え直すようにしています。
 
 
 
創作活動について「自分がこうしたい、ではなくて人の求めに応じているんですよね」という言葉で、思わずだばーっと涙がこぼれてしまいました。頭では「なんで?なんで涙が出る??」という感じでした。

いつも、自分がこうしたい、の次の瞬間にはすぐ「それが人に受け入れられるには、評価されるにはどうしたらいいか」を懸命に考えている自分がいるのがわかりました。

人のために頑張ってきたんだなぁという、自分の健気さや不憫さが胸に刺さったのだなと思います。

 
 
お会いした帰り道、電車の中吊り広告がいつもよりずっとはっきりと、色鮮やかに美しく見えて、またじんわりと涙していました。私は色が好きでした。色を細かく知覚するのが得意でした。

なんだ、好きだから切り絵に色つけたんじゃない。いいじゃん。みたいな気持ちでした。

「なんにもしないをする」と創作とのつながりは、自分にとっては考えるほど禅問答のようです。

その二つの繋がりをうまく言語化することがまだできていないのですが、ただ、頭じゃなく、頭と少し違うところ(心?)で、なんとなくそうかもなぁと感じました。

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本当にありがとうございました。
 
 
◇これから「やってみたい」「やってみよう!」と思う行動がありましたら教えてください。
 
怖がらずに休むこと。やってみようと思ったことをやること。
 
人に見せないといけないからとりあえず作る、ではなくて、自分がしっかり納得いく作品をじっくりつくること。
 

  
 
Kさん、色や数値では測れないもの。 自分が好きで大切なものを、なによりも大切にしてくださいね^^