親への批判が周囲に受け止めてもらえないのはなぜ?〜受け止められる相手は「限られる」。
こんにちは、カウンセラーの武田です。繊細な人やHSPの方から、仕事や人間関係のご相談を承っています。(東京・お電話・スカイプ)
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積年の謎が解けたので、長文です。
「親への批判を口にしたとき、
周囲に受け止めてもらえないのはなぜ?」
なんでも相談室で、「親との関係」に話が及んだとき、
「親と価値観が違うんです!」
「言っても言っても、親が●●をやめてくれない」
みたいに
ばしっと親を「批判できる」「批判して終われる」人もいますが、
親を批判しきれないひともいます。
(むしろこっちのほうが入り組んでるよ~!)
よくある想いはこちら。
「親は良かれと思って、●●してくれたと思うんです。でも、私にとってそれは逆効果で」
「育ててくれたことは、ありがたいと思っています」
「完璧な子育てなんて、できないって、わかってるんです」
「こんなこと思うなんて親不孝だと自分でも思います」
「きっと親もしょうがなかったんです」
「昔のことで、覚えてないだろうし」
「私の記憶ちがいかもしれないし」
・・・
どうしようもなく
親への感謝や
親の事情を想う気持ちがあって
どうしても
どうしても
どうしても、批判しきれない。
(批判だけで終わることができない)
「○○が辛かった」と
口に出す(独り言をいう)ことにも抵抗があって、
親への批判を「誰にも打ち明けられない」という場合もあります。
批判しようとすると、
罪悪感が湧く。
自分の心が親をかばおうとする。
批判を打ち消そうとする。
そういう状態から一歩進んで
「親にも事情はあった。だけど私にとって、それは辛かった」
と打ち明けたときに
友達や、旦那さんや、恋人や、身内から
「親も人間だし、完璧じゃないんだよ」
「親ももう年だしさ」
「私も子育てしてるし、将来子どもからそんなこと言われたらって想像するとちょっと…」
「それって、ほんとにあったことなの?(勘違いじゃないの?)」
という反応をされるときがあります。
きょうだい( 兄弟、姉妹)から
「親の悪口聞くと、私も親を嫌っちゃうから、やめてほしい…」
と言われて、逃げ場がなくなるときもあります。
言葉は違えど、いろんな形で
「親への批判を受け止めてもらえない」
主な理由は、
あなたがおかしいとか
事実がどうの…
ではなくて
相手が自分の親子問題を抱えたままだからです。
あなたが間違ってるんじゃないんだよ。
「親への批判を受け止められる人間は、限られる」
ということを、知っておかねばなりません。
まわりの人が親を擁護する態度をとったとき
「その人自身は、親子問題に決着がついているのか?」
をみてみてね。
・葛藤を押し込めている
・親の悪い面を見ないことで、どうにかバランスをとっている。
・親子問題にはフタをしておきたい
という人に相談しても
「受け止めて貰う」ことは難しいです。
あなたが親について
「そう感じた」「そう思った」ことは事実なので
( 客観的事実より、あなたの感じたことが大事。セクハラと同じね)
「そうか。それは大変だったね」
「そうか。親の言うこと、理屈通ってないね」
と、受け止めてくれる相手が必要です。
ひとりでノートに書き出す方法もあるのだけど、
吐き出すことも苦しいなら、人を頼るんだよ。
手伝ってもらうんだよ。
存分に吐き出して、存分に受け止めてもらう。
そうやって親へのわだかまりを、「成仏」させていくのがいいです。
受け止めてくれるのは、誰か?
身近な相手で、いればいいのだけど
難しいときや言いづらいときは、
・仕事として「聴く」サービスを持っている
かつ
・その人自身が、親子問題を終えている
・終えていなくても、自分の親子問題に重ねず、人の話を聞く度量がある
人を頼るといいです。
記事が長くなったので
おすすめの「聴いてくれる人」を
次回紹介しますね^^
>続きはこちら(明日UP!)