繊細さん・HSPは本当に普通じゃない?

繊細の森・もりばん つりーです。

繊細な方、敏感な方、HSP(Highly Sensitive Pesron)の傾向が強い方とお会いするなかで、よく「私は普通じゃない」ということにショックを受けたり、「自分がおかしいのではないか」と感じている方に出会います。例えば「私はHSPだから普通じゃなくて…」と言ったりします。この「普通」「普通じゃない」について、私が思っていることをまとめました。

 

目が悪い、は普通じゃない?

「普通」かそうでないか、という考え方は、「それに該当するひとが多いのか、そうでないか」と同じことだと思っています。

例えば、私は目の視力が悪く、普段の生活ではメガネをかけています。私は、メガネをかけないと駅の電光掲示板などはよく見えません。不慣れな土地なら間違いなく道に迷うでしょう。ところが、「目が悪い」ことを「普通じゃない」という方はまずいません。なぜでしょうか。

その理由は「目が悪い人が世の中に沢山いる」からだと私は思っています。「目が悪い人が沢山いる」から、「メガネ」という矯正器具が簡単に手に入るようになりました。つまり、「目が悪い人でも不便なく暮らせるように」世の中が設計されているのだと思うのです。

もし「目が悪くて裸眼では暮らせない」ひとがとっても少なかったら。メガネという器具は生まれても、とても高価だったり街なかで容易に手に入るほどにはならなかったかもしれません。

 

仲間はいる。自分の特性を理解しよう

私は、そのひとが「普通」である、とはそのひとと同じ特性を持ったひとが世の中に沢山いる、ということだと思っています。その意味では、繊細さんやHSPのひとも「5人に1人いる」のですから、十分に「普通」なのかもしれません。

同じ特性を持つひとがいる、ということは安心感につながると思います。繊細な特性を持つ方は沢山います(繊細さんリンク集では約100名の繊細さんにご登録いただいています)。そして自分が「普通」かそうでないかを認識することだけでなく、自分の特性を理解して、どうやって自分の特性を活かすかを考えることによって、繊細さんの繊細ライフはさらに輝きを増すのだと思います。

そのためには、自分を理解すること、自分を活かせる場を知ること、合わない環境からはそっと距離を置くことも必要かもしれません(関連コラム:「バナナは北極でがんばらない。暖かい場所に移る。」もどうぞ!)

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