人に合わせること、頑張ること。やめたいのに止められないのはなぜ?
こんにちは、カウンセラーの武田です。繊細な人やHSPの方から、仕事や人間関係のご相談を承っています。(東京・お電話・スカイプ)
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人間関係や仕事の悩みで、やめたいのにやめられない。そんな声を聞きます。
例)
・仕事を一人で背負い込んでしまう。こんなにやらなくても大丈夫だって頭ではわかっているけど、止められない。
・人に合わせて疲れてしまう。合わせすぎていると自分でも気づいているけど、合わせないことができない。
こんなとき
「そんなに仕事しなくて大丈夫だよ。十分出来てるよ」
「そんなにまわりに合わせなくてもいいよ」
と誰かが言っても、本人が頭のなかでわかっていても、なかなか止まりません。
やめたいのに止められないのは、やめるとまずいことが起きると思っているからなんよね。
やめられないそれは、自分を守るための防御です。怖がっている状況で、防御だけを解くのは難しい。
※なにごとも例外はありますよ…!
以下、「仕事で無理やりがんばる状態が続く。無理ながんばりをやめたいのにやめられない」を例に、みてみます。
1.無理ながんばりをやめると、なにが起きる?
→仕事で成果を出せない
2.成果を出せないと、どう感じる?
→そこにいてはいけない
この例では、心のなかで
「がんばらなければ、そこにいられなくなる」
という図式ができています。
がんばらない=そこにいられない
なので、いくら周りに「十分できてるよ」と言われても、怖くてがんばりをゆるめられないです。
読んでいる人は、このケースを極端に思うかな?
◯◯ができないと、△△になってしまう。
言葉や状況を変え、わりとよく見るケースです。
自分でも気づかないうちに、図式ができています。人によっては、小さな頃から無意識に頭のなかにある。当たり前すぎて気づいていない…そのくらい根っこの深い話です。
さて。
ゆっくり話す中で根っこの恐れ(△△の部分)がみえてきたら、恐れそのものを解消するよう働きかけます。
例)
・仕事ができないと、まわりから人がいなくなってしまう。
→人がいなくなってしまうことは、ないよ。職場かプライベートかを問わず、人とのつながりそのものを増やしていこう。
※仕事ができるようになろうというのはナンセンス。いくら仕事ができても「もっとできなければ」と思いがち。
・まわりに合わせないと、変だと言われる。
→あなたを変だと思ったり言ったりしない人と一緒にいる時間を増やそう。
※まわりに合わせる方法を伝えるのはナンセンス。いくら上手になっても、変だと言われる恐れが消えない。
恐れそのものがやわらぐにつれて、少しずつ、防御としての「やめたいこと」をやめられるようになっていきます。
<まとめ>
なにかをやめたいのに、やめられないとき。
なぜやめられないのか?
こころのずっと奥をみつめていくと、根っこの理由に気がつくよ。
根っこに気づいたなら、根っこそのものに取り組んでね。
人間関係も生き方も自分で選んでいけるから、自分のままで生きる方へ歩いて行こう。