「変わらなきゃ」という考えそのものが、変わる。ー自分のままで働く
こんにちは、カウンセラーの武田です。繊細な人やHSPの方から、仕事や人間関係のご相談を承っています。(東京・お電話・スカイプ)
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先週、「”変わらなきゃ”という考えそのものが、変わる」ことがあると書きました。今日はその続きです。
★先週の内容はこちら↓↓
目次
「無理やりがんばる」から「自分のままで働く」への方向転換
・「このままでいいんだろうか」と思った
・ストレスが体調に出て、会社に行けなくなった
など、ふと立ち止まる時期の方が、適職診断にいらっしゃることがあります。
仕事のご相談ではありますが、根本にあるのは「これからどう生きていこうか」というテーマです。
無理やりがんばるのをやめて、そのままの自分で生きていきたい。そのために、仕事をどうしよう? ということなのです。
無理やりがんばるのをやめて、自分のままで生きていく。
これは、全力で走ってきた線路をがっしゃん!と切り替えるような、人生における大転換です。
自分のままで働く。そのために、自分でないものを止めていく
自分のままで生きるとは、すなわち、自分でないことを止めていくということです。
「自分でないもの」を次々にふるい落とした先に、自分がいます。
仕事における自分でないものとは、
・忙しすぎる環境にも耐えうる(はずだった)自分
・苦手なことでも、勉強や努力でできるようになる自分
・あまり興味の持てないことでも取り組める自分
であったりします。
・忙しくてもがんばれる
・苦手なことでもがんばれる
・興味がなくてもがんばれる
など、がんばれることは一見いいことのように見えますね。でもこれは、今ある仕事を基準に自分を変えていく「仕事基準」の考え方です。
自分をかえりみることなく仕事に合わせるのは危険です。仕事が合わない時、幸せではない方へ突き進んでしまう。
がんばる力が大きい人ほど自分に無理をさせてしまい、ストレスが心身に跳ね返ってくるのです。
自分のままで働くためには、基準の変更が必要
自分のままで働くためには
「私が変わらなきゃ」
「私がもっとできるようにならなきゃ」
「もっとストレスに強くならなきゃ」
など、今ある仕事を基準に、自分を合わせるのではなく
「そのままの自分に合う仕事ってなんだ?」
「そのままの自分に合う働き方ってどういうもの?」
と考えるようにします。
「自分を基準に、仕事や働き方のほうを合わせる」のです。
変わろうという考え方そのものを、変える
無理やりがんばるのをやめ、そのままの自分で生きる、働く。
このシフトチェンジの根本は「変わろうという考え方そのものを、変える」ということです。
シフトチェンジの途中で
・興味がないことを頑張れない
・苦手なことをやるのは辛い、やりたくない
・他の人のように長時間労働はできない
など「こういうことはできない」と受け入れる過程が発生します。
頑張ってきた人ほどもがく過程があり、そのままの自分を受け入れるまで数年かかることもあります。
そのままの自分で生きよう
もがく過程は本当に苦しい。それでも、のびのびと働くには「仕事基準」をやめて「自分基準」にシフトチェンジするのがいいです。
人間は、
・自分のやりたいことを(興味のあることを)
・強みを活かして
・自分に合った環境の中で
やるとき、本当にのびのびと力を発揮していくからです。
自分のままで働くと、土台に安心感があります。
安心感をもとに「やりたい!」という気持ちが湧いてくる。優しくパワフルなのです。
Yさん。「変わろう」とする時期が終わり、安心感がわいてくる
「こんな自分じゃだめだ」「どうしたら変われるかな」と考えていたというYさん。
もがいた末に変わろうとする時期が終わり、そのままの自分を活かす方向へシフト。「どんなことも今の自分なら安心して自分らしくできると思います」と、深い安心感にたどり着いています。
お便りに、シフトチェンジの過程が綴られています。ぜひ読んでみて下さい。
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