人間関係の悩みが続く人へ。自分の感受性が「優れている」と知ることで世界が変わる。

こんにちは、カウンセラーの武田です。
繊細な人やHSPの方から、仕事や人間関係のご相談を承っています。(東京・お電話・スカイプ)
【なんでも相談室】
【適職診断】
 

今日のコラムは「仕事や人間関係で悩みが絶えないとき、周囲の人とずれるのは、あなたが優れているからかもしれないよ」というお話です。
 
 
幼い頃から人間関係で悩んでいる、職場の人間関係が辛い…というとき、ご本人が優れているがゆえに周囲の人と感覚が異なり、その結果悩みが生じていることがあります。
※もちろん、ご本人の考え方が悩みを生み出しているケースもありますが、今回のコラムは「優れているケース」について書きます。
 
 
繊細な人や感受性に優れた人の場合、本人が感じ取ることを周囲の人が感じていない状況がたびたび起こります。
 
例)
 
<職場の上司について>
 
感受性の強い人:
上司、顔では笑ってたけど内心むっとしてたなぁ。私の報告の仕方が悪かったのかなぁ。どうしよう…。
「上司、むっとしてたよね。どうしよう、謝ったほうがいいかな。かえって時間をとってしまうかな…」
 
同僚:「え? 上司笑ってたじゃん? 気にしすぎだよ!」
 
 
<会社の窓から見える空について>
 
感受性の強い人:
光がきらめき、空気が優しくて、空色のグラデーションが何色にもみえる。息を呑むほど美しくて思わず涙ぐんだ。
「今日の空、すごくすごくきれいだね。泣けてきた…!」
 
同僚:「え? いつもの空じゃん?」
 
 
 
周囲の人との感覚のズレが蓄積すると
・自分が感じていることや、思っていることはおかしいのではないか?
・うまくいかせるために、周囲に合わせて笑っておこう
 →周りに合わせているうちに、自分が本当はどう思っているのかわからなくなった。
といった状態になるケースがあります。
 
 
ご相談においてこういう状態がみえたときは、
・あなたの感覚は周囲と比べて相対的に優れているんだよ。大切にしてあげてね。
・周囲の人は悪気があってわからないのではなく、ただあなたが持つ感覚を「持っていない」だけなんだよ
・あなたが感じていることは、あなたにとって「本当」だよ
というお話をします。
 

  
高い感受性、感性ゆえに仕事や人間関係で悩んでいたお客様からの、その後のお便りです。
 
月のした
 


(鋭い感性で、仕事や人間関係に悩んでおられたIさん)
  
武田友紀様
 
ようやくのお礼をお許しください。
 
あれからいろいろありまして、やっと自分と再会できた気がします。
私の人生はどうやら良くも悪くもこの感性と共にあったようです。
私が守ってあげているつもりで、実は守られていました。
この心強い私と向き合う機会をつくっていただけたこと、とても感謝しています。
 
それと、14日以降のブログを勝手に”私の為に”と思い込んで拝見しておりました。
この一文につきましても答え合わせ等要りません。
思い込んだまま、これもまた感謝の気持ちを伝えたかったのです。
とても為になる内容ばかりです。ありがとうございました。
 
もう少し私との生活を楽しんだり悩んだりした後、今度は適職診断をお願いしたいと
考えております。
その時もどうぞ、よろしくお願いします。
 
 


(感性の強さゆえ人間関係や職場で悩んでおられたSさん)
 
武田友紀様

お返事をありがとうございます!
メールなのに、なんだかお手紙のようなあたたかさを感じました(^^)(略)
 
 
「わかる」「わからない」「伝わる」「伝わらない」
ずっとずっと大きな問題でした。
辛いと思うことの大半はこれで出来ていたように感じます。
 
ですから、繊細さんの森のコラム
「相手がわからないということがわからないことの罠」衝撃でした。
今までの様々な謎がとけました。
 
今では、自分が自分のままでいて、
そのままを表現して、ただそれでいい、と思っています。
その上分かってもらえるなら、奇跡のようで、この上なく幸せです。
 
※お便り全文はこちら→【なんでも相談室・お客様からの嬉しいお便り。】


 
 
 
・自分の優れた部分を、事実として「優れている」と知ること。
・「空の美しさがわかる」「とても良心的」「心が広い(例:みんなが悪くいう相手のことも受け入れられる)」など、自分の感度やこだわりや心の広さを「良いもの」と認識すること。
 
自分の持つ「善き世界」を肯定することで、みえる世界が大きく変わります。
 
 
あなたが感じていることは、あなたにとって大切なことです。
大切なことを、そのまま大切にしてね^^
 
 
◇関連コラム
繊細な人が落ちる罠。「相手がわからないということが、わからない」
職場の人間関係が辛い時は、心の深さに注目しよう。