職場の人間関係が辛い時は、心の深さに注目しよう。

こんにちは、カウンセラーの武田です。
繊細な人やHSPの方から、仕事や人間関係のご相談を承っています。(東京・お電話・スカイプ)
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繊細さんたちから「職場で、自分の気持ちを分かってもらえない」「無遠慮な言動をする同僚がいて、辛い」と、人間関係のご相談をいただくことがあります。
 
※繊細さん(HSP Highly Sensitive Person)については、【こちら】をご覧ください。
 
ご相談例を挙げますと……。

・気の強い後輩が入ってきて、上司がいる場でいろいろ質問される。私だったら、上司の前では聞かないようにするし、もっと遠慮するのに。なにか嫌われるようなことをしたかな……。
 
・遠くに出張するとき、朝から晩まで予定を入れられてしまった。現地を見て回る時間をとりたかったのに、どうしてあの人は僕の都合を考えてくれないんだろう……。
 
このほか、ずけずけ物を言う、大切なことに無遠慮に踏み込んでくるなど、自分だったらしないことを相手がしている場合でも、実は相手に悪気がないケースがあります。
 
考えや価値観の違いだけでなく、心の深さにも個人差があるのだと考えると、すれ違いの原因がみえてきます。
 
 

職場でのすれ違い。繊細さんが陥りがちなこと

 
身長に個人差があるように、心の深さにも個人差があります。(優劣ではなく性質の差だと捉えてくださいね。)
 
繊細さんは相手の気持を察する人が多いです。心の深い人が多い、ともいえます。

 
心の深い人は、相手の気持ちをよく察します。察するので、相手に配慮することも得意です。一方、心の浅い人は、そもそも相手の気持ちがわかりません。わからないからこそ、配慮するのも苦手です。相手に配慮する場面だということも、そもそもわからないのです。
  
心の深い人々は相手に配慮するのが当たり前なので、相手の配慮が至らなかった時、まさか相手が配慮「できない」性質だとは気づきません。
 
相手の配慮が足りなかったとき「配慮できるのに、あえてしなかった」と捉えてしまうと、「配慮してくれないのは、私を嫌いだからだろうか。あの人に嫌われるようなことを、なにかしてしまっただろうか」と気をもんでしまいます。
  
実は配慮が至らないのはその人の性質であり、無遠慮に見える言動が、その人の「普通」だった……というケースがあるのです。心の深さに個人差があることを知っていると、こういったすれ違いが防げます。
 
 

職場で円滑な人間関係を築くために

 
職場で「なぜあの人は私の気持ちをわかってくれないのだろう」「なぜあんな言動をするのだろう」と感じることがあったら、相手をよく観察してみてください。その人は、他人の気持ちを察するのが苦手な性質なのかもしれません。
 
心の深さに個人差があると知ることで、相手の言動に気をもむことが減ります。人間関係を円滑にするヒントとして、心の深さをぜひチェックしてみてください。
 
 
(繊細の森・武田友紀  編集補助・首藤タツル)
 
 
 


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