おにぎりひとつにたくさんの幸せ

明日の朝ごはん用におにぎりづくり。
 
鉄鍋(ストウブ)で炊いたお米に豚の角煮をのせて、まるくにぎる。
 
お米たちがラップのなかでゆるやかにまとまって、角煮の汁がしみてきている。
 
おいしそう。かわいい。愛らしくて幸せ。
 
娘が寝たあと、こうやってちょっとした食仕事ができると、じんわり嬉しい。
 
 
 
「こういうの嬉しい」と話していると、夫が
「僕さ、(HPの)”絵とエッセイ”って、そういうの書くんだと思ってた」
と言う。
 
そうなんだよ、そういうの書きたいんだよ。
 
でも、絵を描くのは何日もかかるし、きれいに写真撮ろうとすると時間かかるし。
 
 
「文章だけってわけにはいかないの?」
 
ほんと、文章だけでもいいはずだよね。
 
ということで、いま、文章だけで書いている。
 
 
 
書きながら手がぽかぽか、体がぽかぽかしてきた。体(=心)が満足している様子。
 
おいしそうとか嬉しいとか書くだけで、中身がない! 役立つ内容はない! これでいいんだろうかとひるむ。
 
でも、私にとって「人間らしい」っていうのは、こういうことだ。
 
 
おにぎりの丸いフォルムに心がなごむ。豚の角煮inで明日が楽しみ。
3つ並んだおにぎりに家族を感じて、嬉しくなる。
 
私の幸せのベースは、毎日のなかのこういう小さなことなのだ。