挑戦。「怖い」って口に出せるから、進んでいける

相談するって難しいことじゃない。「怖い」とか「できるだろうか」とか、自分の気持ちを、ただぽんと言ってみたらいいんだ。
 
そう学んだお話。
 
 

 
 
「繊細さんの本」を出版したことで、取材や雑誌の寄稿など、新しいお仕事をいただくようになったのですが
  
毎回、信じられないぐらい
あわあわ!!
あわあわ!!!!!
しています。
 
「そこまでやるの?」っていうぐらい時間をかけて準備したり、落ち着かなくなって部屋の模様替えを始めたり。
 
つくづく、自分にとって、新しいことは大変なんだなと思います。
 
 
  
この週末にも、ひとつ、新しいお仕事をいただいたんですが
「これ、できるんだろうか…? 私には到底無理なんじゃないか」
と、悩み、悩み、悩み…。
 
断っちゃえばラクで平穏。問題も何も起きない。
でも、「おもしろそうだからやってみたい!」っていう気持ちも、感じている。
 
断りたいのかやりたいのか、どっちが本音なのかわからなくなって、渦に飲まれました。
 
 
 
悩んでるときって、本当に、自分に対して厳しい。
 
「そもそもお前は……」
「そんなんだから●●××▲▲なんだ!!」
 
さんざん自分を批判し、グロッキーになった末、地の底で思いました。
 
 
なんで私は、自分に対してアンチやってんだ。
なんで、自分がやってきたことを、自分が一番認めてないんだ。
 
 
自分が間違ってると思うことじたいが間違ってる。 
 
そう気づいたとき、すーーーーっと、嵐が晴れました。
 
 
* 
 
 
その後、担当編集者さんに電話。
 
「あのー、この仕事、私にできるんでしょうか…。とてもできる気がしないんですが…」
と震える声で話したところ
 
「ああ、そのへんは依頼側も大丈夫だって言ってましたよー。僕も以前その仕事やったことがあるんですけど、大丈夫ですよ〜!!」
 
と情報をいただきまして
 
新しいお仕事、えいや!と、お引き受けしました。
 
 

 
 
「この仕事、私にできるんでしょうか…」
 
その一言を、言えるようになったんだなと思います。
なんのソリューションにもなっていない、ただの恐れ。
 
 
怖いとか、できるんだろうかとか、決めきれないとか。
  
恐れをそのまま口にしてみると、いろんな角度から情報をもらえて、励ましてもらえて、大丈夫だって思える。
 
 
自分の気持をぽんと言ってみることが、「相談する」ってことなんだと、今更ながら思います。
 
こうやって色んな人に助けてもらいながら、新しいことに挑戦していったらいいんだなぁ。嬉しいです。