仕事に自信を持てない時。もしかして「苦手の克服」をしていませんか?
こんにちは、カウンセラーの武田です。繊細な人やHSPの方から、仕事や人間関係のご相談を承っています。(東京・お電話・スカイプ)
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今日のコラムは、2種類の努力について。
「やってもやっても仕事に自信を持てない」という時に確認してほしいことを書いています。
目次
仕事に自信を持てない。そのとき起こっていること
適職診断をしていて
「やってもやっても仕事に自信を持てない」
「上司や同僚に『できている』と言われるけれど、自分ではできていない気がする」
とご相談いただくことがあります。
「仕事としては『できている』のに、自信を持てない」
そんなとき確認してほしいことがあります。
もしかして、苦手の克服をやっているのではないか? ということです。
2種類の努力。「苦手を克服する努力」「強みを活かす努力」
努力には2種類あります。
ひとつは「強みを活かす努力」そしてもうひとつは「苦手を克服する努力」です。
仕事に自信を持てない時、「2.苦手の克服」に注力しているケースが多いのです。
苦手の克服をすると、自信を失っていく
苦手を克服しようとがんばるのは、自分に鞭打つ行為です。
まるでカヌーで川上りをするようなもの。漕いでも漕いでも気を抜けば押し流される。頑張ればそれなりにできるようにはなるけれど、もともと得意な人ほど上手にはなれない。
「苦手なこと」は「向いていない」とも言えます。
努力の割には成果が出ず、不安と焦りで疲れ果ててしまうのです。
もちろん、苦手なことを一切してはならない、という意味ではありません。
「このプロジェクトの間だけ」「英語は、ひとまず日常会話を話せるようになろう」など、期間やレベルを区切ってがんばるのなら、川上りもOK。
ただ、「苦手に目がいき、自分の得意に気づかない」「今の仕事のメインが、実は苦手のカタマリ」となると、ずっと川を上り続けるような果てしないがんばりが続きます。
強みを活かすと、自信がついていく
一方、強みを活かす努力は、自然な努力です。
もともと強みだから自然とできるし、努力がそのまま仕事の成果につながっていく。
カヌーでスイスイと川を下るように、漕げば漕ぐほど進むのです。
仕事に強みを活かすと、やる気と成果のトルネードが起こる
強みとは「生まれつき得意なこと」です。
得意だからやっていて面白い。上司に頼まれなくても「もっとこうしよう」「ああしてみたらどうだろう」と工夫を重ねます。
・工夫する。→成果が出る。
・面白いから何度もやれる! →成果が出る。
・何度もやるうちにどんどん上達する。→さらに大きな成果が出る。
仕事で得意を活かし始めると、やる気と成果のトルネードが起こるのです。
苦手の克服をやめ、強みを活かそう!
のびのびと働きたい! 自然体で成果を出したい!
そんなときは、苦手の克服をやめ、強みを活かす努力へ切り替える必要があります。
そのためには、まずは自分の強みを知ることが必要です。
自分の得意なことはなんだろう? と振り返ることから始めてみてくださいね。
★適職診断では、強みを発掘しています。ぜひご活用下さい。
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