「情熱を注げる仕事」は、どこにある?ーー自分の「核(コア)」をつかむまで。

「情熱を注げる仕事」は「なんとなく好き」が始まり

 
「情熱を持てる仕事に出会いたい。でも自分にはこれといった才能も、特にやりたいこともない」
とご相談いただくことがあります。
 
そんなとき、私からは
「まずはなんとなくでもいいので、”いいかも”と思えることをやってみて下さい」
とお伝えしています。
 
なぜなら、情熱を注げる仕事は、最初から「好き!」「これが合ってる!」とはっきりわかるわけではないのです。
 
 
情熱を注げる仕事・打ち込める仕事、というと「最初から大好きで、いきなり没頭する」というイメージがあるようですが、そんなことはありません。
 
最初は低温。
・なんとなく好き
・なんだか面白い
など「なんとなく」なのです。
 
 

情熱を注げる仕事たどりつく王道ルート

 
情熱を注げる仕事にたどり着くまでのルートはこのようになっています。
 
ーーーーーー
・なんとなく好き
・なんとなく面白い気がする
と思うものをやる
 
 ↓
 
「やりたいことは本当にこれなんだろうか?」と疑問に思いながらも、なんだかんだとやり続ける
 
 ↓
 
ある時「私はこれが好きだったんだ!」と、はっと気づく
ーーーーーー
 
 

なぜ、最初から「これだ!」とわからないのか?

 
なぜ、最初から「これだ!」とわからないのか?
なぜ、やっているうちに「本当にこれなんだろうか?」と迷ってしまうのか。
 
それは、数回やった程度では、その仕事のどこに惹かれているのかつかめないからです。
 
 
そう、「この仕事が好き!」と確信できるのは、その仕事のどの要素に惹かれるのか、自分の核(コア)をはっきり認識したときなのです。
 
 
 
たとえば「後輩に教えるのがなんとなく好き」だと思っている場合。
 
「教える」と一言でいっても、無数の要素があります。

・なにを教えるのが好き?
(パソコン操作/仕事のしかた/コミュニケーション/売上をあげるコツ/人間関係の相談……)
 
・どんな後輩に教えるのがおもしろい?
(最初からやる気がある/やる気のない後輩のやる気を引き出す……)
 
・教えた後の変化は重要?
(数字でわかる結果を出してくれる/後輩の変化そのものが大切/後輩との仲が深まることが重要……)

・「後輩」である必要はあるの?
(上司でもいい/慕ってくれるなら誰でもいい/年下ならいい/……)
 
など

 
これら無数の要素のうち、どれに心惹かれるのか?
 
自分の核(コア)は
・なんとなく面白いと思えることを、何度も・いろんな角度からやってみて
・どこが面白かったかを振り返る
ことでクリアになっていくのです。
 
 

まとめ

 
情熱を注げる仕事にたどりつきたい人は
ーーーーーー
1.「なんとなくいいな」と思うことをやってみる
2.どこを面白いと感じたのか振り返る
3.何度もやる
ーーーーーー
1−3を繰り返すことをおすすめします。
 
 
これまでの人生でやりたいことをやってきた人は「(2)どこを面白いと感じたのか振り返る」をやってみてくださいね。(一人での振り返りが難しい・プロの視点が必要だと感じたら、適職診断へどうぞ)
 
 

打ち込める仕事のある幸せ。転職したKさん

 
適職診断を受け、「聴くこと」「応援すること」という自分の核(コア)をみつけた、Kさん。
 
その後、自分の核(コア)に注力できるお仕事へ転職し
「打ち込める仕事のある幸せを感じて、身体が透明になったような感覚です!」
とお便りいただきました。
 

前職の頃よりも、自分のやりたいこと「聴くこと」「応援すること」を仕事のより中心に実現できていて、嬉しいです。
 
ビジネススキルはまだまだですが、周りの先輩に日々、お世話になっています。
 
絶対に正社員!と思っていたのに、この仕事がしたくて契約社員の道を選びました。結果は満足です!
(一年間、契約社員で、そのあとに正社員です。)
 
打ち込める仕事のある幸せを感じて、身体が透明になったような感覚です!軽くなりました。

★お便り全文はこちら
https://sensaisan.jp/archives/6174
 
 
Kさん、おめでとうございます!
幸せに働くこと、応援しています!^^
 
 
自分の核(コア)をみつけたい。
そんな方は、適職診断へどうぞ!