自分の領域を守る。相手のリクエストに答えすぎなくても大丈夫

春ですね。
新年度で、新しい環境に移った方もいらっしゃるでしょうか。
 
今日は、相手のリクエスト(頼み事)に応えすぎないように、という内容をお送りします。
 
職場で、最初の数ヶ月はリクエストに答えていたけど、あとからやめる……のは、なかなか難しいです。
 
新しい環境に移った方、新しい同僚や上司が入ってきた方は、なるべく最初から「自分の余裕があるときだけ答える」「答えたいリクエストにだけ答える」スタンスで働いてみてほしいなと思います。
 
 
<コラム:自分の領域を守る。相手のリクエストに答えすぎなくても大丈夫>
 
繊細さんは感じる力が強く、良心的。相手のリクエストに応えることも得意です。
 
仕事のご相談で、時折「相手が誰であろうと自分が大変な状況にいようと、頼まれたら引き受けてしまう」という方に出会います。まるで自動販売機のように「ボタンを押されると出してしまう!」のです。
 
リクエストに答える類いの強みを持っていたり、「ふだん自信がなく、感謝されることで安心する」など応えたい要因があると、その傾向が加速しがちです。
 
リクエストに応えるのは、強みではありますが、やりすぎて苦しくなっていたら見直す時期にきています。
 
 
ドキッ!
どうも自動販売機みたいになっている気がする。苦しいのに応えている!
 
そんなときは、次の方法を試してみてください。
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<方法1>
リクエストを受けたら、「いいですよ」「はい」などYESと言いそうになるのを「うっ!」と一呼吸こらえる。自分に余裕があれば受けるし、なければやんわり断る。
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<方法2>
1.が難しい人は、答える相手を限定する。慎重に選ぶ。
「大好きな相手には応えるけど、職場の頼みは基本的に受けない」
「自分を大事にしてくれる相手の頼みだけ答える」
など、自分なりのルールをつくる。
自動販売機のボタンを押させる相手は自分で選ぶ、ということです。
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相手からリクエストされたとき、いつでも誰にでも応える必要は、本当にはないのです。もっとワガママになってもいいですね。
(というのも、繊細さんは通常モードがすでに充分良心的。自分中心に、ワガママにふるまってようやく一般レベルです。そして、一般レベルを越えてワガママでも本当はいいのです)
 
 
自動応答をやめて、自分の行動を「自分中心」に取り戻すと、まわりに振り回されることが減ります。
 
振り回されにくくなるので、誰かといても安心できて、結果、まわりの人と自然な関わりを作れるようになるのです。
 
 
さらに、自分の領域を守ると「自分が必要を感じたときだけ、全力を出す」ことができます。リクエストに応えすぎないことで、むしろ、自分の力を存分に発揮できるようになりますよ。