感じる力を大切に働く。HSP・ナツさんの物語(1)

こんにちは、カウンセラーの武田です。
繊細な人やHSPの方から、仕事や人間関係のご相談を承っています。(東京・お電話・スカイプ)
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メルマガで予告していた「HSP・ナツさんの物語」連載開始します^^
 
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ある夏の日、HSPの女性――ナツさんから、お便りが届きました。
 

友紀さんにお仕事のことを相談していたのはちょうど1年前の今くらいでしたね。
今の部署に異動して、先日1年が経ちました。
 
あの時思い悩んでいたのはなぜだろうと思う程、穏やかな気持ちでおしごとをしています。
 
  
自分の感覚を大事にして、感じることを大切にしていったら、心も、身体も、大きく動き出して、生きている感触が戻ってきました。
本当に、嬉しいです。
  
おかげさまで、感じることを味わいながら、おしごとも続けられています。
 
以上抜粋。お便り全文はこちら

武田友紀さま
 
こんばんは。おひさしぶりです。
以前お世話になっておりました、Sです。
 
(略)
 
友紀さんにお仕事のことを相談していたのはちょうど1年前の今くらいでしたね。
今の部署に異動して、先日1年が経ちました。
あの時思い悩んでいたのはなぜだろうと思う程、
穏やかな気持ちでおしごとをしています。
 
昨年度はひとつの担当を持っていたのですが、
前任者が部署に戻ってくることになって、担当を外れました。
今は部署のみなさんのサポート役になっています。
いわゆる雑用、なのですが、端から見れば担当を外されたようなのですが、
私自身は今のポジションがとても心地よく、楽しくお仕事できています。
 
計画を立てたり、考えたり。
私はこのことが本当に苦手で、また、頑張ってもできないみたいです。
なので、今みなさんの手のまわらないことを引き受けて
何も考えずただただ手を動かしているのは、
私にとってはすごく楽ですし、楽しいのです。
 
なのに、みなさんに感謝されるんです。
「たすかった!」って。
まるで、こびとのくつやさんのこびとのようです。
知らぬ間に片付いていた!という感じみたいで、みんなが喜んでくれる。
 
 
 
自分の感覚を大事にして、感じることを大切にしていったら、
心も、身体も、大きく動き出して、生きている感触が戻ってきました。
本当に、嬉しいです。(略)
 
 
 
お仕事を始めたばかりの頃、
サポートしていただき、本当によかったです。
お仕事をしながらも感覚を閉じることをしなくてもよい方法を
教えていただけて、本当に助かりました。
おかげさまで、感じることを味わいながら、おしごとも続けられています。
 
お礼をお伝えするのに、1年かかってしまいました。
亀の歩みですが、やっとここまで来ることができました。
一年間、本当にお世話になりました。
心から、ありがとうございます。
 
 
長くなってしまってごめんなさい。
でも、どうしてもご報告とお礼を伝えたく、メールを送ります。
 
これからも、繊細さんの気質を愛でながら、
そして困ったところとはうまくつきあいながらやっていこうと思います。
「繊細さんの森」にはこれからもたくさんお世話になると思います。
どうぞよろしくお願いします。
 
 
友紀さんとつりーさんのもとに、
穏やかな夜が訪れていますように。

 
ナツさんはHSPです。1年前、仕事のことでご相談にいらっしゃいました。
 
職場での状況を「1秒でも早く家に帰りたい」と表現し、「組織に勤めることじたいが無理なのでは……」と不安そうだったナツさん。
 
当時とは打って変わったご様子に、ひとはこんなに穏やかに働けるようになるのだと、とても嬉しく、あたたかい気持ちになりました。
 
 
〜・〜・〜・
 
 
HSP(Highly Sensitive Person)にとって「仕事」は常に大きなテーマです。
 
・人の気持ちがわかってしまう。職場でイライラしている人がいると辛い
 
・「感じていたら仕事にならない」と、職場で感性や感覚を閉じていたら、自分がなにを思い、なにを感じているのか、わからなくなった
 
HP「繊細の森」を立ち上げ、カウンセラーとして活動するなかで、多くのHSPからそんなご相談をいただいてきました。
 
 
「感性や感覚―――”感じる力”を大切に働けたらいいのに…。でも、このストレスのなか、どうやって?」
 
HSPが社会のなかで直面する課題です。
 
 
HSP・ナツさんの取り組みを連載することで「感じる力を大切にしながら働く方法」をお伝えしていきたいと思います。
 
 
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ナツさんは、私がみてきたHSPの中でも突出して繊細な感覚を持っているHSP。
 
人の気持ちを感じる力が強く「面接で、面接官がなんて答えて欲しいかがわかる」というほど「人の気持ちがわかる」性質の持ち主です。
 
  
約一年前、初回のご相談日。
 
ナツさんのご相談は
 
「仕事をどうしたらいいのでしょうか?」
「勤めることじたい、無理なのでしょうか?」
 
そんな疑問から始まりました。 
 
 
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