繊細・HSP気質が強いひとと、仕事の悩み
繊細でHSP(Highly Sensitive Person)の気質が強いひとは、色々なことに気づく反面、周りからの影響も受けやすく、一般的には「ささいなこと」と思われることがとても大事な問題だったりします。そのため「ひとつの仕事が続かない」ということも起こりやすいように思います。
先日の繊細さんの映画にも少しだけ触れられていましたが、繊細気質を持つひと、HSP(Highly Sensitive Person)の気質を持つひとは、仕事のことでも悩みが多いようです。
繊細であり、色々なことに気づく反面、影響も受けやすいので、一般的には「ささいなこと」と思われることが、とっても大事な問題で、そのため「ひとつの仕事が続かない」ということも起こりやすいように思います。
たとえば、以下のようなケースがあるようです。
- 話し声や電話の音が気になる
- 職場が暑い(寒い)
- ネックストラップをつけなければならないのが嫌だ
- 昼休みの時間が決められているのが嫌だ
- 決められた時間・場所に集まるのが嫌だ
これら全て、繊細な気質を持っていないひとからみたら「ささいなこと」と思われるかもしれません。しかし、私の知る限り、繊細気質がつよければつよいほど、その「嫌だ」は「本当に嫌だ」と思っていて、そのレベルはかなり大きいように思います。
(そのため、職場が合わず心身の調子を崩すひとも多いように思いますが、これはまた別の機会に書きたいと思います)
職場の環境が合わないと感じたら、まずは身を守ることをおすすめします。
たとえば、寒ければ自分で毛布やひざかけ、インナーを常備する。電話の音や話し声が気になれば、なるべく静かな場所に席替えを希望する。ネックストラップが嫌なら、服につけるタイプを買う、などです。
その上で、身を休めることを実践しましょう。
職場環境として「必ずやらなければいけない」「すぐには実施できない」こともあると思います。ある程度疲れてしまうことは前提として、1日の終わりにヨガをするなど、自分なりにリラックスする時間もとりましょう。
(過去記事:繊細さん流のリラックスして落ち着く方法 もあわせてどうぞ)。また、「繊細気質を理解してくれるひと」がいると、「自分だけじゃないんだ」という安心感につながると思います。
繊細さんが向いているお仕事
それでも、どうしても今の環境や仕事内容が合わなかったら…。転職など、仕事を変えたいと思うこともあるかもしれません。
HSP(Highly Sensitive Person)や繊細気質が強い人は自営業が向いている、という意見もあります。私もいまは自営業(フリーランス)として働いています。クライアントがいるため、働く時間や場所が100%自由というわけにはいきませんが、かなり自由になりました。繊細気質が強いひとは、なるべく自分に合った環境を整えることが必要で、そのためには「自営業」というのは便利だなぁと思っています。
しかし、全てのひとに自営業ができるわけではありません。実際にいまの職場をどうしても変えたい、と思ったときに、どうしたら良いのでしょうか。
まずは、「自分の特性をきちんと知る」ことが必要です。大勢のいる場所でも平気なのか、静かな場所じゃないとだめなのか、など、色々な条件のなかで「絶対はずせない」ものをきちんと把握して、「向いている仕事環境」を選ぶことが大事です。
繊細さんの仕事の選び方は、森番・友紀が実施する「適職診断」でもアドバイスを受けることができます。繊細さんならではの悩みについてもリンク先のページで記載しているので、あわせてご覧く ださいね。
ほんとうは、「嫌なことを我慢してはたらく」のではなく、「自然とできて、楽しく成果が出せる」働き方ができるひとが増えたらよいなと思っています。
(繊細の森・森番つりー)