【新しい生き方に移るまで】初期:「イヤだ」を受け止めると次に進める

公認心理師・HSP専門カウンセラーの武田友紀です。
HSP・繊細さんのカウンセリングをしています。
【森セッション】【適職診断】

さて今日は

「もっと自分らしく生きていきたい。これからの生き方を見直したい。そんなとき、どうやって”新しい生き方”に移っていくの?」

というお話です😊

※前回の続きですが、単体でもお読みいただけます。前回の記事はこちら
【人が変わるプロセスは超ゆっくり:「何年も同じことで悩んでる」ときの進み方】

生き方が変わるまで:4段階

「仕事で消耗し続けるのではなく、自分を活かせる仕事に移りたい」
「人間関係でも、もっと自分を大切にしていきたい」
「生き方そのものを見直したい」

そう思った時、どう進んでいくのでしょうか。

”新しい生き方”に移行するまでは、およそ4段階です。自分が今どこにいるのか、チェックしてみてね😊

<生き方が変わるまで:4段階>

初期:
現状がつらいけど、どうしたらいいかわからない時期

中期:
自己理解が始まる時期

後期:
気持ちが整理されていく時期
   ↓
   ↓
   ↓
最後に:決断
転職・キャリアチェンジ・人間関係を見直すなどして、新しい軌道にのる

初期:「イヤだ」から始まる

イヤだけど、なんとかなってしまう時期

今回は4段階のなかの「初期」を解説しますね。

仕事でも人間関係でも、生き方の変化は「イヤだ」から始まります。

といっても、いきなり
「イヤだから転職しよう!」
「明日から自分を大事に生きるぞ」
となるわけではありません。

「イヤだけど、なんとかなってしまう時期」が最初です。

<なんとかなってしまう時期>

なんだろう、これイヤだな…
 ↓
でもまぁ、なんとかなった
 ↓
やっぱりイヤだな。涙
 ↓
でもまぁ、なんとかなるし……

イヤなことが時々起こるけど、喉元過ぎれば熱さ忘れる(^^;) 数日経つと、なんとかなってしまうんですよね。

「イヤだ」が出たり引っ込んだりしながら違和感が重なっていくんですが、この段階ではあまり動けません。

それなりにやっていけるから、「転職しよう」「この人との関係を終わらせようor根本から改善しよう」とまではならない。

違和感はあるけど、行動にうつすほどではない。だからこそ、もやもやしつつ何年も経ってしまう……という状態です。

私も経験がありますが、この状態ってけっこう長引くんですよね。人によっては年単位でモヤモヤすることも(^^;)

衝撃とともに「いよいよダメだ」がやってくる

モヤモヤしながら過ごしていると、あるとき、ガーン!とショックな出来事が起こります。

  • ストレスで体調を崩す
  • 仕事で、とある出来事があり「もうダメだ」とショックを受ける
  • 人間関係のトラブルが起こる

などです。

これまではなんとかやってきたけど、いよいよどうにもならない場面が出てくるんですね。

仕事でいえば、

ーーーーーー

「必死にやってきた仕事が行き詰まり、上司に相談したら『俺は知らないよ』と言われてしまった」

「前から社風が合わないと思っていたが、会社の人事評価軸が変わり、自分のやりかたが評価されなくなった」

「もともと忙しい部署だが、チームに休職者が出て自分の仕事が増えた。どうにかこなしていたが、あまりの業務量に自分も体調を崩した」

ーーーーーー

などです。

特定のトラブルが起こったわけではないけれど、じわじわ「もうだめだ」という感覚が出てきたり、「このまま今の職場にいても未来を描けない」となることもあります。たとえば、

ーーーーーー

「長年、熱心に勤めてきたけれど『この会社・業界は、どうやったってこうなんだ。これ以上は変わらない』とわかってしまった」

「役職が上がり、仕事量や内容が自分のキャパシティを超えた。今の職場で、このままキャリアを重ねるイメージがどうしても持てない」

ーーーーーー

などです。

ストレスが大きいと休職することもありますし、じんましんが出たり病気が発覚したりと、体が明確に「これ以上は無理だよ」とサインを出す場合もあります。

きゅ〜……

このままじゃダメな気がする。でも、どうしたらいいの?

ただ、この時期は、どうしたらいいかが全くみえないんですよね(^^;)

「このままじゃだめだってことはわかる。でも、だからって一体どうしたらいいの…?」

という感じです。

「考えてないで行動しなきゃ」と焦るんですが、いざ転職を考えようとすると

  • 「次の職場でも同じことを繰り返したらどうしよう」
  • 「そもそも私にできることなんかあるの?」
  • 「転職するにしても、本当に同じ業界でいいんだろうか?」
  • 「会社を辞めたいけど、産休育休を考えると今の職場にいた方がいいの?」

みたいに、自分の中からいろんな意見が出てきて、混乱します。

現状のままだとつらい。だけど不確定要素が多すぎて、動くに動けないんですよね(^^;)

カウンセリングにいらっしゃるのは、だいたいこの時期。
「ひとりで考えてもグルグルするから、ヒントがほしいです!」とご相談にいらっしゃいます😊

さぁ、ここから一緒に「どうしたらいいの?」をみていきましょう。レッツゴー!٩(ˊᗜˋ*)و

ひとつひとつの意見に耳を澄ませる

この時期、カウンセリングでは「体を落ち着けながら、自分のなかの意見にひとつひとつ耳を澄ませる」ということをします。

矛盾する意見がでてきても、全部大事にします。無理にひとつにまとめたり、おさえつけたりしません。

「いろんな考えがあるんだね。そりゃそうだよね〜😊」と上から俯瞰で眺めていきます。

自分のなかに矛盾する意見があるとき、どれかひとつを選ぼうとしても、なかなか選べません。

「どれが本当なの?」と思うかもしれないけど、実際には「どれも本当」なんですね。

なので、無理に押し切ったりせず、ひとつひとつの考えを「そっか、そう思ってるんだね」と受け止めていきます。

※この方法は最新刊に詳しく書いています。ぜひどうぞ。

「イヤだ」を大事にすると、次に進みやすくなる

どんな気持ちも大切にしますが、この時期、特にケアするのは「イヤだ」「しんどい」です。

気持ちのアップダウンが激しかったり、うまく考えられない時は、しばしば「イヤだ」「しんどい」が置き去りになっています。

今の職場や人間関係でいろんなことがあって「イヤだ」と思ったんですよね。

その気持ちを置き去りにして前に進むのは、なんというか、足を怪我したまま歩こうとするみたいなものなんです。

進もうとするたびに痛くなって(感情があふれてきて)、思うように進めません💦

自分をねぎらう気持ちが出てくる

「こういうことがあって、イヤだったんだね。しんどかったんだね」

カウンセリングでは、もちろん私も相談者さんの感情を受け止めます。

でも同時に、相談者さんにも、自分自身に「しんどかったね〜」と声掛けしていただきます。

自分の「イヤだ」を自分で受け止められるようになると、心も体もほっとするんですよね。

自分の感情に寄り添い、受け止めていくと、相談者さんの わーっと高ぶっていた感情がおさまって、

「ほんとにほんとに大変でした。私、ほんとに大変だったんです…!😭」

みたいな言葉が出てきます。自分の大変さを、自分でも受け止められるようになるんですね。

そうすると、次にご自身へのねぎらいや思いやりが出てきます。

「私、がんばったんだなぁ、って思いました」

みたいな言葉が自然と出てきます😊🌱

「できることはやった」と思えると、気持ちが落ち着く

・上司に状況を伝えようとした。
・繁忙期の中、どうにかがんばろうとした。
・人間関係も、自分なりに手を尽くした。

など「大変な状況だったけど、私はできるだけのことをやったんだ」と思えると、自然と気持ちが前向きになります。

ーーーーーー

「もっとちがう環境で、ちがう可能性を探してみようかな」
「これまでとはちがうやり方を試してみようかな」

ーーーーーー

などです。

「イヤだ」「しんどい」を受け止めることで傷が癒えて、前に進みはじめるんですね😊

「自分を知る時期」に入っていく

傷が癒えると、以前よりも落ち着いて考えられるようになります。

  • 「私が働ける職場なんてどこにもない!涙」ではなく、「こういう職場で働けたらいいなぁ」と思えてくる
  • 「私ってなにが好きなんだっけ? 自己分析してみようかな」という気持ちになる
  • 以前よりも落ち着いて、求人情報を眺めるようになる

などです。

こうして「動けない時期」を通り抜け、次の「自分を知る時期」に入っていきます٩(ˊᗜˋ*)و

まとめ

ぐるぐる・もやもやしている人は、立ち止まって「イヤだ」「つらい」を大事にしてみてね。

具体的には「そうだよね、イヤだよね〜」「大変だったよね〜」と思ってみてください😊

すぐさま転職したり、人間関係を切ったりしなくても大丈夫です。「うんうん、イヤだよね。そりゃそうだよね」と思うところから始めてみてね😊🌱

※自分の気持ちを受け止める方法は、最新刊に詳しく書いています。ぜひご覧ください〜!

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