人の心に触れる:フリースクールのびーくさんでの講演&トーク

今日は、フリースクール「のびーく」さん主催で、講演とトークイベントに登壇しました。
  
HSP/繊細さんとのつきあい方
〜特性を力に変えるサポートのしかた〜

  
です。
(すぐ定員になったこともあり、HPでお知らせしていなくてすみません!)
 
 
繊細さについての講演と、
フリースクール代表の東さんとのトークの2本立て。
 
 
 
私がご相談を受けてきたのは大人(HSP)なので
ううむ、子供さん(HSC=Highly Sensitive Child)についてなにか言えることってあるのだろうか…と
講演を引き受けるかどうか悩んだのですが、
   
保護者対象の講演会だったこともあり
大人になったHSCがのんびり講演で話している、というのも
良かったみたいで
 
なにより「HSP当事者の感じ方がわかった」と
アンケートでも好評だったので
講演をさせていただけて良かったなぁと思います。
 
 
 
講演では、「繊細さんの本」をベースに
当事者の感覚や困ったときの対処法をお伝えしまして
 
トークの部分では、主に心の動きについてお話しました。
 
 
 
大人も子供も、心の動きは、根っこのところで同じですね。
 
勉強(仕事)でも趣味でも、
「なにかができる」ことで居場所を確保しようすると
できないことがあった時に、すごく落ち込んでしまう。
 
 
できないことに落ち込んでしまう時、
問題なのは、目の前のできる/できるではなく、
 
本当にほしいのは
「私は私でいいんだ」
「どんな自分でも愛されている」
という実感です。
 
愛されたくって、試行錯誤しているんですよね。
 
 
だから
なにかができても、できなくっても、そんなことは関係なくて
私はあなたが大好きだよ、と伝えてあげてくださいね。
 
そのためには、親自身が成果主義にとらわれすぎず
お茶をのんでほっとする時間っていいよね、とか
役に立たなくっても楽しいことって大事だよね、とか
 
趣味でもなんでも
楽しむことや、自分自身が幸せであることを
大事にしてくださいね〜〜〜
 
といったことをお話しました。
 
 
 

 
 
 
講演会でも話したんですが
私は、この繊細さがとても好きです。
 
いいものたくさん感じられるし、
晴れた日は、それだけで嬉しくなる。
 
 
今日も、講師用にペットボトルのお水と紙コップが
用意されていたんですが
紙コップが「くまもん」だったんです。
 
POPな水玉模様を背景に、くまもんが、でん!と何匹も座っていて
「くまもんだ、かわいいなぁ」
と嬉しいし
 
用意してくださった のびーくのみなさんのお心遣いに
 
「ああ〜、嬉しいなぁ〜」と
講演が始まる前、ニコニコしていました。
 
 
 
そうやって「人の心に触れる」ということが
私にとって、つやつやに生きる栄養源です。
 
小さなことに気づいて味わう、この繊細さをもってすると
自分にとっての「いいもの」――人の心――を
ちょっとしたことからでも受け取れるので
 
やっぱり、繊細さっていいものだなぁ!
と思います。
 
 
 

 
 
のびーくさんのところでは、
感覚の敏感さにも配慮があって
ザワザワが苦手な子は、イヤーマフをしていたり
ちょっと疲れたときは、ひとりで静かに休める場所があったりするそうです。
 
世の中には、メジャーな道だけではなくって
いろんな場所があるんですね。
 
「疲れたら休もう。あなたはあなたでいいんだよ」と
いうスタンスの大人たち・場所があることは
私も子供を持つ身として、とっても心強いです!
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