人の心に触れる:フリースクールのびーくさんでの講演&トーク
今日は、フリースクール「のびーく」さん主催で、講演とトークイベントに登壇しました。
HSP/繊細さんとのつきあい方
〜特性を力に変えるサポートのしかた〜
です。
(すぐ定員になったこともあり、HPでお知らせしていなくてすみません!)
繊細さについての講演と、
フリースクール代表の東さんとのトークの2本立て。
私がご相談を受けてきたのは大人(HSP)なので
ううむ、子供さん(HSC=Highly Sensitive Child)についてなにか言えることってあるのだろうか…と
講演を引き受けるかどうか悩んだのですが、
保護者対象の講演会だったこともあり
大人になったHSCがのんびり講演で話している、というのも
良かったみたいで
なにより「HSP当事者の感じ方がわかった」と
アンケートでも好評だったので
講演をさせていただけて良かったなぁと思います。
講演では、「繊細さんの本」をベースに
当事者の感覚や困ったときの対処法をお伝えしまして
トークの部分では、主に心の動きについてお話しました。
大人も子供も、心の動きは、根っこのところで同じですね。
勉強(仕事)でも趣味でも、
「なにかができる」ことで居場所を確保しようすると
できないことがあった時に、すごく落ち込んでしまう。
できないことに落ち込んでしまう時、
問題なのは、目の前のできる/できるではなく、
本当にほしいのは
「私は私でいいんだ」
「どんな自分でも愛されている」
という実感です。
愛されたくって、試行錯誤しているんですよね。
だから
なにかができても、できなくっても、そんなことは関係なくて
私はあなたが大好きだよ、と伝えてあげてくださいね。
そのためには、親自身が成果主義にとらわれすぎず
お茶をのんでほっとする時間っていいよね、とか
役に立たなくっても楽しいことって大事だよね、とか
趣味でもなんでも
楽しむことや、自分自身が幸せであることを
大事にしてくださいね〜〜〜
といったことをお話しました。
*
講演会でも話したんですが
私は、この繊細さがとても好きです。
いいものたくさん感じられるし、
晴れた日は、それだけで嬉しくなる。
今日も、講師用にペットボトルのお水と紙コップが
用意されていたんですが
紙コップが「くまもん」だったんです。
POPな水玉模様を背景に、くまもんが、でん!と何匹も座っていて
「くまもんだ、かわいいなぁ」
と嬉しいし
用意してくださった のびーくのみなさんのお心遣いに
「ああ〜、嬉しいなぁ〜」と
講演が始まる前、ニコニコしていました。
そうやって「人の心に触れる」ということが
私にとって、つやつやに生きる栄養源です。
小さなことに気づいて味わう、この繊細さをもってすると
自分にとっての「いいもの」――人の心――を
ちょっとしたことからでも受け取れるので
やっぱり、繊細さっていいものだなぁ!
と思います。
*
のびーくさんのところでは、
感覚の敏感さにも配慮があって
ザワザワが苦手な子は、イヤーマフをしていたり
ちょっと疲れたときは、ひとりで静かに休める場所があったりするそうです。
世の中には、メジャーな道だけではなくって
いろんな場所があるんですね。
「疲れたら休もう。あなたはあなたでいいんだよ」と
いうスタンスの大人たち・場所があることは
私も子供を持つ身として、とっても心強いです!
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