2.人の気持ちを察したら確かめよう
こんにちは、カウンセラーの武田です。繊細な人やHSPの方から、仕事や人間関係のご相談を承っています。(東京・お電話・スカイプ)
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「相手の気持ちがわかって苦しい」という人に、おすすめな方法を書いています。
前編はこちら。
→【1.人の気持ちを察したら確かめよう】
相手の気持ちを察したら、どこまで合っているのか確かめよう!
相手の気持ちをたしかに察してるんだけど、一部外れてる。
職場の例はこちら。
(上司がイライラしてるな。仕事、早く仕上げなきゃ!)
上司:
(んー…。眠い…。)←夜更かし。
<解説>
Aさんは、上司がイライラしていることを察しています。ただ、イライラの原因までは、はっきりわかっていない。
原因がはっきりわからないまま、なんとなく…
・上司が機嫌悪いのは自分のせいかも?
・上司の機嫌を、自分がどうにかしなくては!
と思って、ぐったり疲れてしまう。
こういうケースは本当に多いのです。
まずね、ひとは、自分に負い目があると、負い目に注目しがちです。
もともと「自分は仕事が遅い」と思っていると、上司がイライラしているときに「自分の仕事が遅いからだ」と思ってしまうのです。
繊細な人やHSP(Highly Sensitive Person)は、相手の感情や機嫌を察することが得意ですが、「相手がなぜそういう感情になっているのか?」という「感情の理由」を正確に当てることはできません。
わかるのは、あくまで、相手の感情まで、なのです。
さてさて。
「あの人がイライラしているのは、自分のせいかも…?」を防ぐためには、相手の気持ちを察したとき、それが合っているのか確かめるのがいいですね。
ですが、例のように、怒ってる(ように見える)上司に「怒ってますか? 私の仕事ぶりが原因でしょうか」と聞くのは、なかなか勇気がいります。
ということで、自分の「予想」がどれだけ合うのか、だいたい把握しておくのがおすすめです。
一番簡単な方法が、こちら。
誰かとごはん・お茶したときに、おいしいか聞いてみる^^
相手が、飲み物に対してどう思っているのかを予想。
・おいしい/ふつう/まずい
・ぬるいと思ってる/冷たいと思ってる/ふつう
・飲み物のこと、何も思ってない
↓
2.確かめる。一言でOK!
自分「その紅茶おいしいですか?」
相手「ん? ああ。○○だね~!」
↓
3.自分の予想と合ってるのかをチェック!
これを繰り返すと、
「人の考えは、案外わからないものだな」
「自分の予想は、案外外れるんだな」
と実感できます^^
「自分の予想が、案外外れるものだ」と実感できると、ずいぶん楽になります。
「○○さん、怒ってるな。私のせいかなー…」
↓
「あ。でも、この感じ、意外と外れるし。怒ってても、私のせいじゃないかもね…?」
という風に、「自分のせいではない可能性」に目が向くようになるのです。
人の気持ちを察してしまって苦しい、という人へ。
その「察する」がどこまで当たっているのか? 確かめてみてね^^