心が満たされる仕事とは、「人間としての幸せ」を叶えにいく仕事。

今回のコラムは、心が満たされる仕事についてです。
 
 
仕事や生き方のご相談にのり、心の内を深く伺っていると
 
ひとは、無意識のうちに
「こうやって生きるのが、人間として幸せだ」
「こういう世の中になると、人間は幸せだ」
という「人間としての幸せ像」を思い描いているんだな、
と感じます。
 
言語化されていなくても、無意識に幸せを定義しているのです。
 
 
 
自分が描く「人間としての幸せ像」と仕事の方向性が一致するとき、働くことそのものが幸せを叶える行為になります。
 
働くたびに良いことをしている感じがしたり、仕事からエネルギーをもらえたりと、心が満たされるのです。
 
 
 
逆に、自分が賛同できない幸せ像に向かって働くと、消耗します。
 
たとえば、
 
・「地球を大切に、自然とともに生きるのが幸せだ」と思っている人が、快適性を追求した使い捨ての商品を扱う会社に勤める
 
・「目の前の人とのコミュニケーションを大切に生きるのが幸せだ」と思っている人が、パソコンソフトを扱う会社に勤める
 
などです。
 
 
 
会社の目指す姿と自分が描く「人間としての幸せ像」が噛み合わない場合、
 
お給料が良くても、同僚と仲が良くても
 
「自分がやっている仕事は、これでいいんだろうか?」
と疑問が湧いたり
 
「仕事に興味を持てない」
となるのです。
 
 
 
 
心が満たされる仕事をしたい。

そんなときは、

・人間って、どういう風に生きるのが幸せなんだろう?
・世の中がどうなったら、自分は嬉しいだろう?
 
と、自分が無意識に描いている「人間としての幸せ像」を言語化してみるのがおすすめです。
 
 
 
人間は、幸せな方へ、幸せな方へと向かう生き物です。
 
 
自分が思う「人間としての幸せ像」を叶える仕事に就くと、
働いていて
「今日もいいことをしたなぁ。良かったなぁ」と心が満たされるのです。
 
 
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