こんにちは、繊細の森の武田です。
ずいぶん暖かくなってきましたね。今年は桜が咲くのも早かったですね〜!
 
さてさて…
4月21日に、初のエッセイ
『雨でも晴れでも「繊細さん」』
が発売になります^^

 
↓今回は、カバーの背景(油絵)とイラストも、自分で描かせていただきました!
★電子書籍もあります
 

本の内容

 
今回は初エッセイということで、武田が繊細な感性とともに働き、暮らしている様子を書いています。
 
具体的には
ーーー
・カウンセリングに体感覚を用いる話
・繊細さんの概念が広がるなかで、なにを考えていたのか
・テレビ収録があると、ほんとに頭が働かなくなること
・武田が人間関係で困ったとき、とある方に相談してみたところ……
・昔、言葉の伝わらなさにもがいていたこと。そんなときに、繊細さんたちと出会ったこと。
ーーー
など、仕事の舞台裏や暮らしの様子です。
 
ほとんど書き下ろし(本のために新しく書いた原稿)ですが、一部、HPに載せたエッセイに加筆修正したものも入っています。
 

 
【もくじ】だけだと、これまでの本とのちがいがわかりにくいかもしれないですが(汗)
 
これまでの本とはちがい、相談者さんの事例ではなく、武田が実際、どうやって繊細さを生かしているの? というお話が中心になります。
 
 
これまでの本の背景……「この経験があって、あの記述につながるのか」といったことや、繊細な気質に対するあたたかい気持ちの由来も、このエッセイで感じていただけたらいいな、と思っています。
 

なぜエッセイ形式?

 
なんでエッセイなの? という話なんですが…
 
私はこれまで繊細さん(HSP)向けのノウハウを書いてきたのですが、HSPの概念が広まるにつれて、
「ノウハウじゃないところで、繊細な気質の良さを伝えられたらいいなぁ」
と思うようになったんですね。
 
ノウハウはどうしても「こういうときは、こうしたらいいよ」と、現状を変えていくニュアンスになるので、向上し続けるしんどさがあると思うんです。
 
困っているときはノウハウも有効なんだけど、人生にはいろんな時期があって
「今、ノウハウを読むのはしんどいわ」
「なんかこう、もうちょっと立ち止まっていたい……」
というときもありますよね。(私もあります…!!)
  
そんなとき、
「ノウハウまではいかないけど、ちょっと役に立って、ほっとする文章を読みたい」
と思ったんです。
 

 
そして、日常の描写を通して伝わるものもあるんじゃないか、と。
 
私は本やYouTubeをよくみるんですが、心に残るのは案外、その人がポロッと漏らした一言や、映り込んだ風景なんです。
 
その人が意図しない、ふとした瞬間をみて
「あ、それでいいんだ」
「へぇぇ、そういう方法もあるのか」
と、びっくりしたり、ほっとしたりします。
 
 
ノウハウだとそうした何気ない描写が削られてしまうけど、エッセイとして日々の様子を書くことで
「繊細さを生かすって、こんな感じなんだ」
「へぇぇ、こんなに細かく感じ分けてるのか」
みたいなことが、感覚として、ほわんと伝わるんじゃないかな、と思っています。
 
 

蕎麦湯としてのエッセイ

 
  
これまでの『繊細さんシリーズ』が「お蕎麦」だとしたら、今回のエッセイは「蕎麦湯」です。
 
あたたかくてとろっとした蕎麦湯に、香りや蕎麦らしさが詰まっているように、エッセイを通して、繊細な気質へのあたたかい思いや、大丈夫だよということを伝えられたらいいな。
 
 
自分のことをこんなに書くのは初めて、というくらい自分のことを書いたので
「こーれーはー、どうなるのか。おもしろいのか…?」
と大変緊張していますが、
 
じたばたしながら働き、暮らす様子をご覧いただけたら嬉しいです。
 
 
 
編集者さんが
「ホームページのコラムに載っている絵の、雰囲気が好きです」
と言ってくださり、今回はイラストとカバーも自分で描かせていただきました(嬉しい!)。
 
初の試み満載で、どうなるか未知数のエッセイですが
「ノウハウを読みたいわけじゃない。でも、ちょっと役に立って、ほっとするお話を読みたい」
というときに、お手にとっていただけたら、とてもとても嬉しいです。
 

★電子書籍もあります