寝かしつけと雨の音。〜長い目で自分をみる

雪予報の東京です。
 
娘を寝かしつけながら、静かに雨の音がしていて
気持ちいいな、と思っていました。
 
寝かしつけで雨の音を聞けたのは、初めてのこと。
 
  
娘はもう2歳半なので、これまでに何度も同じシチュエーションはあったはずなんだけど
 
ほんとにずっと余裕なかったんだなぁ、ちょっとずつ余裕がでてきて良かったな、と思います。
 
 

 
 
今日は、新刊に向けて、エピソードを掲載させていただくお客様とやりとりをしていたのですが
 
ご相談当時とは打って変わって、アクティブに動いている彼女をみて
 
人間は、何年もかけて変わっていくんだな、と、
じーんとしていました。
 
 
 
心理職の知人が、以前、
「失恋でもいいから、”人は何年もかけて立ち直る”って知っているのと知らないのとでは全然ちがう」
と言っていたんです。
 
心理職の彼女は、ひきこもり状態の方たちと接するのですが、
 
何度もお宅に通って家族と雑談するうちに、本人の姿を垣間みれるようになり、あいさつするようになり、今日は姿をみれなかったと一進一退しながら、会話してもらえるようになり……と、年単位で関係をつないでいく仕事です。
 
朗らかに仕事の話をする彼女をみて
「長い目でみるから、その仕事ができるんだな」
と思いました。
 
「短期での変化」を期待すると続かないけれど、「何年もかけて変わっていくものだ」って身をもって知っていると、信頼をベースに相手といられます。
 
 
 
長い目でみるというのは、他者と関わるときだけでなく、自分自身との関係も同じなんだと思います。
 
悩みの渦中にいると「早く何とかしなきゃ」って焦っちゃうけど、
  
やっぱり人間は、その悩みに向き合ってさえいれば、何年もかけて変わっていくから
 
「さっきの自分」「今日の自分」をみるんじゃなくて、数ヶ月、数年単位で自分をみてあげる。
 
 
 
「落ち込むことも、あるよねぇ。でも1年前と比べたら、だいぶ減ってきたかもよ?」
「◯◯を心配してドキドキしたけど、原因はわかってるから、これからはきっと楽になるよ」
など、
 
長い目でみることは、自分を受け止める力。
 
自分自身への信頼も、培われていくだろうと思います。
 
 
※「つらいけど自分が悪いんだ」で留まると何年も膠着状態が続くから、まずはしっかり悩んで「イヤだ!」と思うところから始めてね。このあたりのお話は、ぜひ新刊をご覧ください〜!

 
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