個展初日。「静けさ」の存在に気づいた日
今日は個展4日目でした。
たっぷり眠って目覚めたら
「白シャツでキリッと応対したい!」
という気持ちになっていて、白シャツです。
今日は個展4日目なのですが、どうしても書きたいことがあって、初日の話を書きますね。
個展で、こちらの2枚の絵に惹かれると言ってくださる方が多いです。
「昼の海を行く」「夜の海を行く」
小さなボートが、静かに海へ漕ぎ出していく絵です。(写真がうまくとれず…また後日、写真UPしようと思います)
2枚とも
「ひとりで静かにしていたいとき、この絵があったら…!」
と、初日にご購入いただきまして
静けさっていいものなんだな、と改めて驚きました。
私自身は静かな環境で過ごすのが好きですし、お風呂の換気扇も消すぐらい家も基本的に静音ですが
自分が静けさを大切にしていることと、自分の作品が静かである、とは別物だと思っていたので、
まさか「絵が静けさを発する」とは思っておらず、
「”絵が静か”ということが、あるのか…? さらにその”静けさがいい”なんてことが、あるのか」
と、なんだかすごくびっくりしました。
絵とは、空間を華やかにするもの、ぱっと目を引くもの、という固定観念があったのだと思います。
それに、絵は、どうしたって「モノ」なので、絵を置くってことは装飾が増える(=物理的なノイズが増える)ということだと思っていて、「絵によって空間が静まる」「静けさの一助になる」とは、思っていなかったのです。
「絵を飾って、静か」
ということが、あるんですね…!
絵は、ギャラリーに立っている私よりも、もっとずっと私自身です。「こうあらねば」のいっさいを剥ぎ取った姿。
だから、「絵が静か」だと自覚したとき、私の核が静かなのだと思いました。
「”人間が静か”ということがあるのか」
と、二重に驚きました。
静かな人間でも、いいのか…
「静か」が人間にあてはめられると、「おとなしい」「しゃべらないね」といった言われ方をするけれど、場の空気に変化をおよぼすような濃密な静けさも、世の中にはあるのだろうと思います。
そして、まだあまり広くは認知されていない人間の良さ・強みは、「静けさ」の他にもたくさんあるんだと思います。
私は、自分の静けさにもっとフォーカスして、いいものとして大切にしよう思いました。
そんなことを思っていたら、個展4日目の今日は、お客様と、静かにとつとつと話す時間があり、心からリラックスしました。
とつとつと話して満たされた件は、また後日書こうと思います。
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個展、明日日曜日が最終日です。
ぜひぜひお立ち寄りくださいませ!^^
4月16日(火)ー4月21日(日)
8:00-18:00
★会場:River Coffee & Gallery
http://rivercag.com/
東京都文京区西片2-21-6 紅谷ビル103
南北線『東大前駅』 徒歩2分
千代田線『根津駅』徒歩10分
三田線『白山駅』『春日駅』徒歩12分
丸ノ内線・大江戸線『本郷三丁目駅』徒歩12分
★在廊日時
4/16(火)17(水)19(金)10:00-12:00
4/20(土)21(日)15:00-18:00
この日時はギャラリーにいます。みかけたらぜひお声がけください!^^