深い対話は、前に進む力になる
新しいサービスを検討しています。お客様の感想や、その後のお便りを読んでいました。
お便りを読んでいて感じるのは「丁寧に理解されることは、前に進む力になる」ということです。
私が受ける相談は仕事に関するものが多いのですが
・その仕事は、どんな風に面白い/楽しい/ 好き?
・どうしてそう思ったの?
・あなたが自然体でいられる状況って、どんな状況だろう?
……と、本当にたくさんのことを深く深くお伺いしています。
日常で、自分の思いをじっくり話す時間、聞いて受け取ってもらうことって、ほとんどないのではないでしょうか。
相手に、自分が感じたことを話す。
丁寧に興味をもって聞いてもらう。
深いところで言葉が行き交うとき、対話そのものが、前に進む力になります。
話すとは、自分の思いや考えを目の前の相手に問う、ということ。自分ひとりで「どうかな」と思っていたものを、他者のいる世の中に出してみて「どうですか?」と聞いてみる。
そして、受け取るとは、相手の思いや考えを、この世に存在させるということ。善悪を判断するのではなく、相手の話す思いや考えを、たしかに存在するものとして認める。
ひとりの心にある思いや考えを、他者のいる世に存在させ、力を与える。
深い対話には、そういう力があるのだろうと思います。