被災していないけど辛いという方へ【感受性豊かな方・HSP・繊細さん向けの震災・災害時メンタルケア】

こんにちは、カウンセラーの武田です。
繊細な人やHSPの方から、仕事や人間関係のご相談を承っています。(東京・お電話・スカイプ)
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熊本県での地震を受けて、被災していない方向けのメンタルケアについて記述します。 
 
 
※被災者の方々へのメンタルケアについては様々な情報があったのですが、被災していない方に対するメンタルケア情報が少なかっため、記載いたします。
※感受性が豊かな方・繊細さん・HSPの方々へ向けての情報発信です。 
→繊細さん(HSP Highly Sensitive Person)については、【こちら】をご覧ください。
 
 
1.震災について、自分の感情を受け止める
 
震災について、悲しい・怖い・心配など、様々な感情があることと思います。
 
辛い思いをしている方々を思うあまり
・自分が”悲しい”と感じてはいけない(被災した方々の方が悲しいのだから、悲しんでも役に立てないのだからetc.) 
・自分が”怖い”と言ってはいけない(自分は安全なところにいるのだからetc.)
等、感情を押さえようとする場合や、どう感じて良いのかわからず、心がぼんやりする場合があるようです。
 
自分自身が辛い状況になくても、悲しい・怖い・受け止めきれなくてわからない…など、様々な思いが湧くのは自然なことだろうと思います。感情を封じている気がするときは、「そうだね、悲しいね」など、自分自身の気持ちにそっと頷いてあげてください。身近な方や信頼出来る方に、打ち明けてみるのも良いだろうと思います。
 
 
2.辛い気持ちを増幅させないようにする
 
テレビやインターネット等を見ると辛い気持ちが増幅される方は、ご自身の目に触れる情報を選ぶことをおすすめします。
 
情報を見るときは 
・その情報を見ることで、自分に良い影響のある情報のみ見る
 (勇気が出る、事実がわかって安心するなど)
・自分ができる支援につながる情報のみ見る
など自分なりの基準を作るのもおすすめです。
 
情報に流されそうだ、辛くてしんどいと思ったら、ご自身の動揺が収まるまで、情報をみるのやめるのもありだと思います。情報をみない=薄情、ではないので、ご自身の動揺がおさまるまで距離をおいても良いのでは、と思っています。
 
 
3.情報を知りたい時は、事実ベースの情報を中心に閲覧する
 
支援の状況等を知りたい時は、テレビやニュースサイトではなく、各支援団体の活動報告をインターネットで閲覧するのがおすすめです。(特に震災初期、被害が主な報道が続くとき)
 
テレビやニュースサイトと違い、淡々と、何名が現地にはいりどういう活動をしたのか情報が掲載されており、心強いです。(現地の写真が掲載されていることがあるので、現場の様子に動揺する方はご注意ください)
 
支援団体の例。
認定NPO法人 JAPAN PLATFORM
公益財団法人 Civic Force
認定NPO法人 AMDA
認定NPO法人 AAR Japan 難民を助ける会
認定NPO法人 国境なき医師団
 
 
 
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武田の情報選択例
※福岡県出身、東京都在住です。
 
・ニュースは自分ができる支援につながるものを選んで見るようにしています。 
・facebookなどsnsの投稿で、(道義的に正しいものであっても)感情的に書かれたもの見ると動揺するため、今は、みることをやめています。 
・Twitterで流れる情報はテレビ・ニュースサイト等より刺激が少ないように思います。なお、Twitterでは、SOS情報等ではなく「#震災時に役に立ったもの」「#被災地いらなかった物リスト」等をみました。
・支援したいけれど、なにをどう動いたら良いのかわからない、という方はこちらをご参考にどうぞ。
【被災後すぐの「緊急支援」の実績が豊富な支援団体への寄付について】
  
みなさまが心穏やかに過ごす日を願っています。