ゆるむことで、いいものを受け取れる

最近、「いかにゆるめるか」に注目しています。
 
ブログや原稿を書くとき、緊張していると、うまく心に潜れません。
 
表現したい世界と自分が噛み合わないというか
「頭で考えて書いた文章」になってしまって、しっくりこないのです。
 
 
とはいえ、締切が迫ってくると、心も体もカチコチになるので
「まずい、このままじゃ書けなくなるぞ」と
ヨガに行ってきました。
  
 
窓から緑がみえるスタジオで
50分ほどかけて、じーっくり、ゆーっくり体をほぐしていき、最後のクールダウンの時間。
 
ヨガマットに仰向けになり、目を閉じていると
BGMのピアノ曲が聞こえてきて
 
宇宙でひとり漂うような音に
すーっと涙が出てきました。
 
 
9年ぐらいヨガをやっていますが、涙がでるなんて初めてです。
 
ヨガをすると、抑えていた感情が涙として出ることがある、と
本で読んだことがありますが
なるほどこれか、と。
 
 
ヨガの作用だけではなく、
ポーン、というピアノの音に感応したんだと思います。
 
BGMはレッスンの間ずっと流れていたけれど、
動き終わってリラックスしている時、耳に届いてきた。
 
ゆるんで初めて入ってくるというか、
心に染み込んでくるんだな、と思いました。
 
 
 
大変だったことを話して
「大変だったね」と言ってもらうのも嬉しいけど
そうではない癒され方もあるのだと思います。
 
ピアノの音や、遠い昔に誰かが残した歌や、香りや花、
そういう「この世にあるもの」の存在に
ダイレクトに癒やされることがある。
 
 
 
「深いところで、ダイレクトにつながる」のは
自分がゆるんで初めて起こる現象のように思います。
 
ゆるむことで、まわりにあったものに気づく。
すっと入ってくる。
 
いいものを、心の深い部分で
受け取れるようになるのです。
 
 
※ゆるむことは創作にも良い影響があるので、次の記事でお伝えします。
【平時の創作。穏やかな日常の、心の感度。】
 
↑記事が長かったので、2記事に分割しました!