書籍:「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
Amazon「本」ランキング総合1位獲得!!(2020.4.11)
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Abema TV「Abema Prime」、
文化放送「大竹まことのゴールデンラジオ」「田村淳のNewsCLUB」、
withnewsなど、メディアにも多数取り上げられています。
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
1,300円
Amazon
ジュンク堂池袋本店(写真右上)、渋谷店(左)他
目次
「繊細さん」の本、出版によせて
繊細さについてのコラムを書くなかで、飛鳥新社さんから出版のお話をいただきました。
お話をいただいて思ったのは、「繊細さんの視点から、いま、同じ世の中を生きている繊細さんの話を書きたい」ということでした。
繊細さについて学術的に書くのではなく、繊細でない人からの「こうしてみたら?」というアドバイスでもなく、繊細な偉人にはこういう人がいるよ、という星でもなく、
600名の繊細さんから相談を受けてきた自分自身も繊細であるカウンセラーとして、いま同じ社会を生きる繊細さんたちがどうやってラクに元気になっていったのかを、書きたい。
「繊細さんが元気に生きていくって、こういう感じだよ」
「悩んでいた繊細さんが、こうやってみたら効果があったよ」
と、実際に有効なノウハウを書きたい。
と思いました。
そんな思いのもと、人間関係から仕事まで「繊細さんがラクに元気に生きるためのノウハウ」を、ぎゅっと詰め込んで、本にしました。
この本は、繊細さんによる繊細さんのためのノウハウ集です。繊細さんが笑って生きる一助になることを願っています。
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「繊細さん」の本、もくじ
「繊細さん」の本、「はじめに」
出版社さんから許可を得まして、「はじめに」を公開します。
※スマホでも読みやすいように改行を増やしています。
この本は、「繊細でストレスを感じやすい人が、繊細な感性を大切にしたまま、ラクに生きる方法」を書いた本です。
「そんなこと、本当にできるの?」
そう思うのも無理はありません。なぜなら、繊細な感性でたくさんの物事を感じるために疲れてしまう人が、その繊細さを大切にすることは、もっと疲れることを意味するからです。
でも、思い出してみてください。友人や家族、職場の同僚から言われる、
「そんなに気にしなくてもいいんじゃない?」
「鈍感力が大事!」
などの言葉は、「気にしないって一体どうしたらいいの?」と思うばかりで、あまり役に立たなかったのではないでしょうか。
それもそのはず、繊細な人が持つ「繊細さ」は、性格上の課題ではなく、生まれ持った気質の可能性が高いからです。
背の高い人が身長を縮めることができないように、繊細な人が「鈍感になる」「気づかずにいる」ことはできません。生まれつき繊細な人が鈍感になろうとすることは、自分自身を否定することであり、かえって自信や生きる力を失ってしまいます。
本書でお伝えする「繊細なままで生きるアプローチ」は、「鈍感になる」「心を鍛える」といった方向性とは全く逆。繊細な人は、むしろ自分の繊細な感性をとことん大切にすることでラクになり、元気に生きていけるのです。
なぜそう言い切れるのか。それは私自身が繊細さと真剣に向き合ってきた経験と、たくさんの「繊細さに困っていた」相談者さんたちが元気を取り戻した実績があるからです。
私は、会社でストレスが積み重なり休職したことをきっかけに、繊細な人の心の仕組みを研究し始めました。それまでは感じたことに振り回され疲労していた私ですが、自分の繊細さを知り、長所として活かし始めたことで、人生が大きく変わりました。
人間関係がラクになり、仕事でも肩の力を抜いて、のびのびと働けるようになったのです。今では繊細な人向けのカウンセラーとして、「繊細さに困っている人」「人の中にいても楽しめない人」「自分に合った仕事を探している人」たちに対して、カウンセリングを行うことを仕事にしています。
私がこれまで相談を受けてきた繊細な人は、「まわりの人が気にしていないことが、どうしても気になってしまう」人たちです。
「冗談交じりのささいな一言なのに、受け流せずにグサッときてしまう」
「職場で機嫌が悪い人がいると、気になって仕事が手につかなくなる」
「家の外の自動販売機の音が気になる」
「相手の気持ちを考えすぎて、自分の意見が言えない」
「定時で帰れる簡単な仕事でさえぐったり疲れてしまう。自分にできる仕事はあるんだろうか」
「これからどうやって生きていったらいいのか」
このように、人間関係から生き方まで、ご相談内容はにわたります。
実際にカウンセリングをした繊細な人は600名以上、イベントなどを通して関わった人数はもっと多く1000名以上にのぼります。これだけの繊細な人々と専門的に関わってきたカウンセラーは日本でも少数です。
そして、「繊細さを大切に生きよう」という私のカウンセリングを受けた相談者さんは、対人関係や仕事で神経をすり減らすことが減り、次のようにどんどん元気になっていったのです。
「友達といる時間を楽しめるようになりました」
「親に本音を言えるようになって、応援してもらえるようになりました」
「同じ職場で、ラクに働けるようになりました。前より忙しいのに仕事が楽しいです!」
繊細さを知ることで自分を大切にした生き方になり、人間関係も家族関係も、仕事もうまく行き始めるのです。
「繊細な人」とは、具体的にはどんな人を指すのでしょうか。
アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱したHSP(Highly Sensitive Person)という概念がベースになっています。
最近ではこの概念が日本でも浸透し、「敏感すぎる人」「とても敏感な人」などと訳され、関連書も出てきました。HSPという言葉自体も定着してきた感があります。
この本では、私がカウンセリングで出会ったHSPを親しみを込めて「繊細さん」と呼んでいます。
私はこの呼び方に、大きな意味があると思っています。
自分自身もHSPである私にとって、「敏感すぎる人」と呼ばれることは正直なところ気持ちのいいものではありませんでした。自分の繊細さを克服すべき課題ととらえるのではなく、いいものとしてとらえる。そこが出発点です。だからこの本でもここから先、あなたも私も「繊細さん」と、(そして、繊細ではない人は「非・繊細さん」と)呼ぶことにします。
さて、繊細さんのあなたに私が本書で伝えたいのは、私がご相談の中で見つけ出した「繊細さんが元気に生きる技術」です。それは、文字通り「技術」なんです。「繊細さんが元気に生きる技術」は、繊細さんが生まれ持った力を活かした、繊細さんが幸せに生きるための技術です。技術だから、練習すれば誰にでもできるし、上達していくのです。
これまでにHSPについて医師や学者の先生方が書かれた本などがありますが(私自身もそうした本に助けられたり、おおいに参考にしてきた部分ももちろんあります)、本書でお伝えする方法は、これまでの本とは違った視点や方法もあるのではないかと自負しています。
というのもこの本は、自分自身も繊細なカウンセラーが書いた、多くの繊細さんたちに有効だったノウハウを詰め込んだ本だからです。この本を書いている私自身も繊細です。繊細さんならではの悩みや細やかな心の動きを、実感をもってとらえています。また、実際にメーカーで勤務し、職場で繊細さんが置かれる状況を身をもって知っています。
この本は、繊細なカウンセラーによる、繊細さんのための、実際に有効だったノウハウを詰め込んだ実用書なのです。
なお、繊細さには個人差や濃淡がありますので、この本で書かれていることの全てがあなたにあてはまるわけではないと思います。どうかご自身で、「これはすぐにできそうだ」と思ったり、「これはやってみたい」と思ったりした内容から取り組んでみてくださいね。
この本を手にとってくださった繊細さんが、少しでも安心し、自分のままで生きていけるのだと未来にワクワクできたなら本当に嬉しく思います。
>>続きは書籍でどうぞ。kindle版も発売しています。
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
1,300円
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