武田友紀プロフィール

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ニックネーム:とうこ
<略歴>
1983年福岡県生まれ。九州大学機械航空工学科卒。TOTO株式会社での商品開発を経て独立。フリーのカウンセラーとして個人向けの人間関係カウンセリングや適職診断を行う。ベンチャー企業役員兼務。
夫と子ども(0歳)との3人暮らし。燻製とさつまいもが好き。

 

繊細さは力になる

 
繊細の森代表の武田友紀です。
 
少し長くなりますが、繊細の森に込めた思いをお話しいたします。
 

自分に鞭打って働いた会社員時代

 
繊細の森を立ち上げた私自身、HSPであり、繊細な気質を持っています。思い返せば幼い頃から繊細でしたが、「どうやら私は他の人より繊細らしい」と気づいたのは社会人になってからでした。
 
大学卒業後、メーカーに入社しました。次世代トイレの研究開発を行った後、自分で手を上げ、社内一忙しいとされるウォシュレット開発部への異動が叶いました。
 
主力商品の開発を担当し、尊敬できる上司と仲間に恵まれ、毎日夜中まで働きました。
 
中核部品の小型化に成功する、特許出願で表彰されるなど仕事上の成果を出していましたが、どんなに評価されても自信を持てず、「あれもこれもやらなくては!」と自分に鞭打っていました。
 
新商品の発売日が迫り、あまりの忙しさに部署内で休職者が出始めます。注意喚起が行われた時にはもう遅く、重要な実験データを提出し終えた翌朝、私は糸が切れたように会社に行けなくなりました。入社6年目のことでした。
 
 
「なぜ自分はストレスに耐えられなかったのだろう」
 
自分を抜擢してくれた上司や必死になって一緒に働いていた同僚に申し訳なくて、泣きながら自分を責めました。
 
1ヶ月ほど休みをもらって復帰するつもりでしたが、会社のロゴを目にしただけで涙があふれ、どうしても行くことができません。休職は2年間に及びました。
 

2年間の休職。自分の繊細さを自覚する

 
静かに絵を描いたり、空を眺めたり……。
 
働けないまま家にこもり、人との接触を絶ってひとりの時間を過ごすうちに、自分の静かな面に気が付きました。役に立たないことを無駄だと思い、常に気を張り詰めていた自分とは別人のようでした。
 
静かで穏やかな自分。
  
それは、大人になるにつれて忘れていた「繊細な自分」でした。
 
いせざきとうこ・ちびドラゴンの旅
 
 
静かな日々を送るうちに、HSPという気質を知りました。「5人に1人、繊細な人たちがいる」という内容でした。
 
ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。繊細さん(Highly Sensitive Person)の本です!
 

休職を経て、繊細さを使えるようになる

 
2年間の休職を経て、復職します。
 
職場の配慮もあり、多忙な開発業務から外れて日限のない仕事を担当しました。ただ、どうしても開発のクリエイティブな仕事が好きだったので、同僚に頼んでこっそり開発業務を手伝っていました。
 
実験室でデータをまとめていたときのことです。
 
「ああ、こうすればいい」
 
どのデータをどう計算するべきか、今後やるべき実験はなにか。
 
すいすいと思考が進んでいく、とても不思議な感覚にとらわれました。はるか先まで見通しがきき、遠くまで手を伸ばせるような……とても静かで力強い感覚でした。
 
考える間もなく、自分がなにをどうすればいいのかがわかる。
 
それは、仕事で繊細さが全開になった最初の経験でした。
 

繊細さが力になる

 
会社を辞め自分の力を活かせる仕事を模索するなかで、相談業を始めました。
 
独学でのスタートでしたが、なぜだか最初からすごくできる感覚があり、お客様からも次々に喜びの声が届きます。
 
「私のことがどうしてそんなに分かるんですか?」と驚かれることが多いです。
 
声のトーン、しぐさ、目の動き、お客様特有の言葉……、会話をしながら多種多様な情報を取得し、次にすべき質問を判断する。お客様と相対している約1時間のあいだ分析と判断を繰り返して、お客様の本当の望みを洗い出しています。
 
 
情報を分析し、最善の一手を予測する。ーーこの強みは商品開発時代にも使っていましたが、まるで力強さが違います。
 
いくら成果を出しても自信を持てなかった商品開発時代と違い、相談業は「他の誰にもできない。私が圧倒的にできることだ」と心の底から自信が湧いてくるのです。
 
ストレスの多い職場で裏目に出ていた繊細さが、自分に合う環境では大きな力になることを実感しました。
 
 
 
強みと繊細さの掛け合わせは、パワフルです。
 
自分に合う仕事をし、強みと繊細さを最大限に発揮することで、適職診断をリリースする、全国でセミナーを開催するなど、会社員時代には考えられなかった成果を出しています。
 
 
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まるごとの姿で生きる

 
仕事を通して様々な方と出会い、つくづく思うことがあります。
 
それは「ひとは、まるごとの姿で生きると元気だ」ということです。
 
自分を部分的に活かすのではなく、自分の持つ様々な面をーー繊細な部分も大雑把な部分も、強みも弱みもーーまるごと活かして生きると、ひとは弾むように元気なのです。
 
自分の持つ一部分を活かすことは、その部分を肯定する行為です。自分をまるごと活かすということは、自分そのものを肯定する行為です。
 
自分をまるごと活かして働くことは、自分そのものを深く肯定し、人や社会と関わりながら幸せを実現していく道なのです。
 
  
私は、繊細の森にたどりついたあなたに、笑っていてほしいと思っています。
 
あなたがまるごとの姿で笑って生きることを、心から応援しています。