休職について知っておいた方がよいこと

繊細の森には、さまざまなひとが訪れます。

繊細(Highly Sensitive Person)の気質を持っていると、仕事上のストレスから会社に行くことが辛く、休職している・休職を考えているひとも多いです。お仕事診断を訪れるひとのなかにも、休職している・休職を考えている方もいらっしゃいます。

このコラムでは、あまり知られていない休職についての情報や体験談を記載しました。みなさまの何かの参考になれば嬉しいです。


1. 休職までの流れ
2. 休職中の給料・手当
3. 休職中の転職活動
4. もりばん・とうこの体験談


1. 休職までの流れ

休職が必要かどうかは、会社が決めることではなく、医師が決めることになります。

まず、かかりつけ医や、診察をした医師が「診断書」を作成します。診断書は、「〜〜〜につき、〜ヶ月の加療を要する」というものです。

医師から診断書を受け取ったら、本人が会社の上司や人事部に提出をします。

診断書が出た時点で、会社にはその従業員を休ませる義務が発生します。その人が例えどんなに重要な仕事を持っていたとしても、他の従業員をあてがい、休職をさせなくてはなりません。

診断書をもらったということは、必ず会社を休まないといけない、ということになります。


2. 休職中の給料・手当て

休職中の給料は、会社からは支払われませんが、会社が加入している健康保険組合から「傷病手当金」というものが所得に応じて毎月支払われます。

傷病手当金の金額は、厳密には「標準月額報酬」という所得基準の金額に応じて支払われますが、概ね前年所得の6割程度になることが多いようです。

傷病手当金は、たいていは6ヶ月〜1年半程度は支払われるようですが、最長の期間は勤めている会社や勤務年数によって異なります。

また、傷病手当金を受け取っている期間中は、「申請」手続きが必要になります。これは医師の診断書を定期的に提出したり、健康状態について簡単に書類を埋めたりするものです。難しい書類ではありませんが、傷病手当金を受け取り続けるには、定期的に何らかの書類の作成が必要になります。

休職中は、仕事のことは忘れて、とにかくゆっくり休みましょう。
傷病手当金があるのも、休養のためです。


3. 休職中の転職活動

休職中に転職活動される方もいるようです。

休職中の転職活動のときに気になることのひとつは、「転職先が上手く見つかったとして、転職先に休職していたことが知られる(ばれる)可能性はないのか?」ということだと思います。

その人が休職していたかどうかは、とても重要な個人情報(機微情報)ですので、休職していた事実がそのまま直ぐに知られる、ということはないと思います。

しかし、転職先の会社は、税務処理などのために「その年の前職での所得金額」を把握しなければなりません。転職した同じ年内に給与所得があれば、年末調整に必要な「源泉徴収票」を新しい職場に提出する必要があります。その際に、休職をしていると金額が低くなってしまうことがあります。

また、休職中は体力などが低下していることも多いです。いきなり転職をして新しい職場で勤務を始めると、心身ともにかなりの負荷がかかります。休職していたことを誰にも相談できず、辛い思いをすることもあるようです。

一方で、今の職場が明らかに合わないと分かっている場合や、職場環境がとても悪く復職が難しい場合は、自分にあった職業や職場に転職することで、心身の不調が改善することもあるようです。

休職中の転職活動は、実態としては「ゆっくりと自分にあった職場を探せる」というメリットもありますが、休職を隠さなければならなかったり、転職後の負荷が大きかったりというデメリットもあります。

今の職場に復帰するか、転職活動をするか、上記の状況を踏まえた各自の判断となりますが、休職中の職場の復職制度がしっかりしているのであれば、まずは復職でリハビリをした上で、転職活動をする、という方法もあるのではないかと思います。

※傷病手当金は「仕事ができない」状態において支払われる生活保障なので、傷病手当金の受給中に転職活動する=仕事ができる状態なのだから、職場復帰すべきでは、との意見もあります。一方で、休職中の状況や休職になった理由は非常にケースバイケースであり、一概には言えないのではと考えております。主治医や信頼できるひとなどともよく相談し、決めることをおすすめします。


4. とうこの体験談

繊細の森・もりばん、とうこは、元々は大手住宅設備機器メーカーにて商品開発を担当していました。

深夜残業が当たり前の日々の後、2年間の休職を経て復職、その後繊細な自分を自覚し、現在は画家・兼・カウンセラーとして、絵を描く・ひとの心理状態を分析してどうすればよいかをアドバイスするなど、繊細な性質を活かして仕事を行っています。

とうこが、繊細さを抑えることをやめ、自分らしく繊細さを活かした人生を歩むようになった経緯は、こちらの記事からお読みいただけます(「繊細さん」の名付け親、山口由起子さんのブログへ飛びます)。


いせざきとうこ・ちびドラゴンの旅


そのほか、繊細の森では
・自分に合う仕事・職場環境を知って、心身ともに健康的に働きたい方
・自分の力を発揮して仕事をしたい方
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(対面のご相談は兵庫県豊岡市のみですが、全国からスカイプ・お電話でもご相談を承っています)
 
 
繊細さん・HSPならではのお悩みもご相談いただけますので、こんなことで悩んで良いのだろうか、自分が悪いのだろうかと思わずに、ご相談いただければと思っています。

 
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<繊細さを活かす。繊細の森・お仕事コラム>
自分に合う仕事に就く。バナナは北極でがんばらない。暖かい場所に移る。
繊細さん(HSP)は仕事で「完璧主義者」だと誤解されがちだけど、実はちがう。
転職しても仕事が続かない時は仕事選びの基準を見なおそう。
職場の人間関係が辛い時は、心の深さに注目しよう。~繊細さん(HSP)
感受性の豊かさを仕事で活かすには
繊細・HSP気質が強いひとと、仕事の悩み
転職など、仕事での大きな決断や変化の時期を迎えたら〜繊細さが増す時期の過ごし方
仕事で疲れたら〜繊細さん流のリラックスして落ち着く方法
 

みなさまが心穏やかに過ごす日を願っています。
 
(繊細の森・つりー)
 

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