憧れて進む。未来は先ゆく人が見せてくれる。

深刻な悩みを抱えているわけではない、でも「これからもずっとこのまま」じゃ物足りない。
そんなとき、「憧れ」が力になる、という話をしたいと思います。
 
中田敦彦さんのyoutube大学で『「繊細さん」の本』と『「繊細さん」の幸せリスト』をご紹介いただき、それをきっかっけにyoutubeを見るようになりました。
 
 
 
 
中田さんの動画の中でも、オリエンタルラジオのふたりがひたすらしゃべっている「オリラジチャンネル」が好きです。
 
ふたりがのんびり話しているのがあったかくて、「人間っていいな」と思える。
 
みるたびにほっこりするので、数十回分の動画を全部見てしまいました。
 

 
オリラジチャンネルに上がっているのは、テレビで放送されるような完成されたトークではなく、彼らの思考の軌跡です。
 
「ここに芸人さんを呼ぶとしたら誰を呼びたい?」など、検討段階の話がそのまま収録されているので、あっちゃん(とひそかに呼んでいます)ってこういう考え方なんだ、とか、藤森さんとあっちゃんって全然ちがう性質なんだなとよくわかります。
 
彼らの姿をみて、私は、「迷いも思考もそのまま発信できるのって、いいなぁ!」と憧れたのです。
 
憧れてみて、ふと「欲望は他人からもらうもの」という精神科医・斎藤環氏の言葉を思い出しました。
 
 
 
『欲望は他人からもらうもの』。
 
この言葉は、初夏にコミックエッセイを監修したとき(『「HSP」で「ひきこもり」だけど私は元気です。』)、ひきこもりについて調べる中で出会ったものです。
 

 
ひきこもりに詳しい斎藤氏は、著書『ひきこもりはなぜ「治る」のか?』のなかで次のように述べています。
 
ブランド品を求める気持ちも、骨董の「お宝」を欲しがる気持ちも、「それをみんな(他人)が欲しがっている」というところからきている。
 
別にそれがいけないというわけではなく、欲望というものは、そういう成り立ちをもっている。
 
自分が欲しいものを思い浮かべてみると、なぜそれを欲しいのかを説明する言葉には、必ず他人の欲望が紛れ込んでくる、というのです。
 
(斎藤氏の著書では、ひきこもりの状態に対して「意欲が自分のなかから湧き出てくるのを待ちましょう」といっても、意欲つまり欲望は勝手に湧いてはこないから、人との関わりが重要なのだ、と話が展開していきます。)
 
 

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(2)憧れは、自分の人生を生きる鍵になる

 
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