繊細さが増す時期の過ごし方

いろいろな繊細さんとお話すると、私や皆さんにも、「繊細さが増す時期」というものがあるように思います。

繊細さが増す時期

自分の心の状態が変わる前、なにか大きな決断をする前や、自分らしく生き始めた直後に、繊細さが増す時期があるように思います。

繊細さが増すと、感覚も心も、より感度が増すように思います。例えば、以下のようなことが起きます。

  • 音が良く聞こえるようになる(例:洗濯機の音がよく聞こえる)
  • 変化に対してどきどきする(例:玄関のチャイムがなるだけでどきどきする)
  • これまで我慢してきたことが、我慢できなくなる。(例:人ごみの中に居られなくなる、会社に行くのがものすごく嫌になる)
  • 外からの刺激に対して、より反応するようになる(例:夜の明かりがまぶしい、音がうるさい)

いきなりこうした状態になると、「自分はどうなっちゃったんだろう・・」とか、「自分はこの先大丈夫なのかな・・」のように、不安になることもあるかと思います。

繊細さが増して、不安になったら

これは、自分の心の状態が変わる前、なにか大きな決断をする前や、自分らしく生き始めた直後、という時期は「自分に意識が向く、今までの抑えがはずれる」ので、その影響として現れるように思います。「我慢していたことを自覚する」ので、「嫌だ!」とか、「耐えられない!」と感じるものが増えたり、場合によっては身体症状として現れたりすることもあるようです。

これまでに似たような経験がないと、不安になったりするものですが、私の経験や、相談室でのお客さまをみていると、放っておくと自然と問題ないようになります。

問題なくなるまで、できる限りの対処はして(音が気になるなら耳栓をする、明かりが気になるなら照明を落とす、など)あとは放っておくと良いと思います。

「そういう時期もあるんだ」と知っておいて、揺らぎながら過ごすと、そのうち落ち着くようになります。そう心に留めておくだけでも、安心できるかと思います。

(※落ち着く方法について、こちらのコラムも併せてどうぞ!「繊細さん流のリラックスして落ち着く方法」)

2015/12/21追記:こちらの記事も併せてどうぞ!切替わりの時期は怒りっぽくなる。心のイヤイヤ期(※もりばん・友紀のブログに飛びます)

(繊細の森・森番友紀・つりー)