親への批判が周囲に受け止めてもらえないのはなぜ?〜受け止められる相手は「限られる」。

こんにちは、カウンセラーの武田です。
繊細な人やHSPの方から、仕事や人間関係のご相談を承っています。(東京・お電話・スカイプ)
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積年の謎が解けたので、長文です。
 
「親への批判を口にしたとき、
 周囲に受け止めてもらえないのはなぜ?」

 
 
なんでも相談室で、「親との関係」に話が及んだとき、
 
「親と価値観が違うんです!」
「言っても言っても、親が●●をやめてくれない」
 
みたいに
ばしっと親を「批判できる」「批判して終われる」人もいますが、
 
親を批判しきれないひともいます。
(むしろこっちのほうが入り組んでるよ~!)
 
20150712-1
 
よくある想いはこちら。
 
「親は良かれと思って、●●してくれたと思うんです。でも、私にとってそれは逆効果で」
「育ててくれたことは、ありがたいと思っています」
「完璧な子育てなんて、できないって、わかってるんです」
 
「こんなこと思うなんて親不孝だと自分でも思います」
「きっと親もしょうがなかったんです」
「昔のことで、覚えてないだろうし」
「私の記憶ちがいかもしれないし」
・・・
 
 
どうしようもなく
親への感謝や
親の事情を想う気持ちがあって
 
 
どうしても
どうしても
どうしても、批判しきれない。
批判だけで終わることができない)
 
 
「○○が辛かった」と
口に出す(独り言をいう)ことにも抵抗があって、
親への批判を「誰にも打ち明けられない」という場合もあります。
 
20150712-2
 
批判しようとすると、
罪悪感が湧く。
自分の心が親をかばおうとする。
批判を打ち消そうとする。
 
 
 
そういう状態から一歩進んで
 
「親にも事情はあった。だけど私にとって、それは辛かった」
 
と打ち明けたときに
友達や、旦那さんや、恋人や、身内から
 
 
「親も人間だし、完璧じゃないんだよ」
「親ももう年だしさ」
「私も子育てしてるし、将来子どもからそんなこと言われたらって想像するとちょっと…」
「それって、ほんとにあったことなの?(勘違いじゃないの?)」
という反応をされるときがあります。
 
 
きょうだい( 兄弟、姉妹)から
「親の悪口聞くと、私も親を嫌っちゃうから、やめてほしい…」
と言われて、逃げ場がなくなるときもあります。
 
 
 
言葉は違えど、いろんな形で
「親への批判を受け止めてもらえない」
主な理由は、
 
あなたがおかしいとか
事実がどうの…
 
ではなくて
相手が自分の親子問題を抱えたままだからです。
 
あなたが間違ってるんじゃないんだよ。
 
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「親への批判を受け止められる人間は、限られる」
ということを、知っておかねばなりません。
 
 
まわりの人が親を擁護する態度をとったとき
「その人自身は、親子問題に決着がついているのか?」
をみてみてね。
 
 
 
・葛藤を押し込めている
・親の悪い面を見ないことで、どうにかバランスをとっている。
・親子問題にはフタをしておきたい
 
という人に相談しても
「受け止めて貰う」ことは難しいです。
 
 
 
あなたが親について
「そう感じた」「そう思った」ことは事実なので
( 客観的事実より、あなたの感じたことが大事。セクハラと同じね)
 
「そうか。それは大変だったね」
「そうか。親の言うこと、理屈通ってないね」
と、受け止めてくれる相手が必要です。
 
 
 
ひとりでノートに書き出す方法もあるのだけど、
吐き出すことも苦しいなら、人を頼るんだよ。
手伝ってもらうんだよ。
 
 
存分に吐き出して、存分に受け止めてもらう。
 
そうやって親へのわだかまりを、「成仏」させていくのがいいです。
 
 
 
受け止めてくれるのは、誰か?
 
身近な相手で、いればいいのだけど
難しいときや言いづらいときは、
 
・仕事として「聴く」サービスを持っている
かつ
・その人自身が、親子問題を終えている
・終えていなくても、自分の親子問題に重ねず、人の話を聞く度量がある
人を頼るといいです。
 
 
記事が長くなったので
おすすめの「聴いてくれる人」を
次回紹介しますね^^
 
 
>続きはこちら(明日UP!)