【みんなの感想・レビュー】「ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。」 エレイン・N・アーロン著。書評

「ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。」 エレイン・N・アーロン著。みんなの感想・レビュー・書評

 
こんにちは、繊細の森もりばん・とうこです。
繊細さん・HSP気質の方におすすめの本のご紹介です。
 
「ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。」
エレイン・N・アーロン (著), Elain N.Aron (著), 冨田 香里 (翻訳)

ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。繊細さん(Highly Sensitive Person)の本です!
 
 
 
読んだよ~!という皆さんからご感想・レビューが寄せられました。
ありがとうございます。
 
 
 

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(30代女性・翻訳業・さくらさん)
 
 エレイン・N・アーロン『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』を読んで気づかされたこと
 
 
私は内向的で、ささいなことにも敏感に反応し、ストレスに感じてしまいます。そのため、会社組織で働くことが大変困難でした。人々の声、行動、気持ち、そして電話の音、コピー機の稼働音、その他もろもろのたくさんの刺激が一度に押し寄せてきます。その日の仕事が終わって家に逃げ込むころには、いつも消耗しきっていました。
 
仕事は好きなのです。人と接することだって本当は大好きなのに、どうしても苦痛になってしまいます。それで会社を辞めて、家に引きこもって仕事ができる翻訳業を選んだのでした。
 
家に引きこもって一人で仕事をしていると、確かに刺激は少なくて済みます。でも、完全に一人でいると、それはそれで人恋しくなってきます。

外に出るとしんどい、家にいると寂しい、じゃあ、どうすればいいのでしょう。
そんな困った状況に陥っていたとき、エレイン・N・アーロン『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』を手に取る機会に恵まれました。
 
 
著者であるエレイン・N・アーロン自身、子どものころから自分の繊細さに悩んできました。だから、アーロンは繊細で悩む人たちの気持ちをよくわかっています。かといって、繊細な人間を甘やかそうとはしません。アーロンは、繊細で傷つきやすい人間も外へ出るべきだと主張します。外に出ることを避けて刺激から逃げるのではなく、外に出ても大丈夫なる対処方法を習得することを勧めます。『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』は、繊細すぎて悩む人たちが社会の中に生きて行くための対処方法をまとめた本だと言えます。
 
 
繊細すぎる人間が外へ出た方がよいのか、それとも社会との関わりをできるだけ絶って静かに暮らした方が良いのか、私にはまだ答えが出ていません。繊細な人間が社会に出れば傷ついて消耗することは避けられないことです。しかし、人間が一番幸せに暮らすためには、信頼できる人間としっかりした絆を結ぶことが必須であることも、今まで生きて来た経験からわかっています。人間にとって一番辛いのは人間関係で、人間に一番幸せを運んでくれるのもやはり人間関係だと私は思います。
 
これはとてもデリケートな問題で、すぐに答えが出るような種類のものではありません。『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』を読んで、「絶対に外へ出て行くべきだ」という強い確信を得ることができたわけではありませんが、この問題について考えるためのとっかかりとなってくれたことは間違いありません。
 
『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』を読む前は、「傷つきたくない」という気持ちが強く、なるべく外部との接触を避けたいという気持ちに偏りがちでした。しかし、『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』の中に書かれている対処方法を実践すれば、外の世界でもうまくやっていけるかもしれないというおぼろげな希望が見えてきたのです。
 
さらには、心の奥底では「社会の中で人と関わって喜びを分かち合いたい」と願っている自分がいることにも気がつきました。
 
 
『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』は、繊細すぎる自分と向き合い、その心の中を見つめ直してみるために役立つ良書です。
 
 


<40代・男性・会社員 しんじさん> 
 
私は、HSPという言葉を「ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。」を読むまで知りませんでした。 
 
HSPとは、とても繊細で感受性が強すぎるために、身の回りで起こる事象に対し必要以上に動揺し、神経が高ぶってしまう症状がひとつの大きな特徴であることをこの本から学び、私自身も感受性の強さを自負しており、はっとさせられる部分が多くありました。 
 
 
 
この本をHSPの方が読むことを前提にして書かれています。この著者であるエレイン・N・アーロン先生自身もHSPとのことです。 
 
その先生自身の経験や、他のHSPの症状を持つ方へのインタビューなどを読むと、他者との競争を求められることの多い世の中は、HSPにとって実に生きづらい世の中であると感じずにはいられません。 
 
私自信も、完璧主義など、たくさんの見方をされてきました。おそらく、他者から誤解を受け、人間関係に悩むHSPの方も多いと思います。 
 
 
 
この本によると人口の20%はHSPの症状を持つということで、注目を集めてしまうが故に、物事を上手く進めることが出来ない人や、感受性が強すぎる故に小さなことを気にしすぎてしまい仕事の作業効率が落ちてしまうと書かれています。 
 
仕事や人間関係などで細かいことを気にしすぎて、落ち込んだりすることが私自身にもあります。しかし、この本は、そういう細かなことに気付ける自分を肯定しても良いのだという気持ちにさせてくれ、感受性が強く、繊細であることは仕事や社会で武器になるのだということを気づかせてくれます。 
 
とかく仕事などでも押しが強く、声が大きい人が目立ちがちですが、そのようなタイプの人も必要である一方で色々なことに気付く繊細なタイプの人も必要だということを認識させてくれます。特に感受性の強さなどから、芸術などの分野ではHSPである人が多いということには納得がいくところです。 
 
 
 
 また、幼児期における養育者との関係が大変重要であるということにも感銘を受けました。養育者とは一般的には親であることが多いと思いますが、養育者が絶対的な安心感を小さな子に与えることで、結果として新しいことにチャレンジする冒険心を育むということです。 
 
これはHSPの症状を持つ子供にとっても大事なことで、内向的で繊細な子供であればあるほと、その子の世界を広げていくためには安心できる後ろ立てが必要なのだと思います。私にも子供がおりますが、安心感を与え続けられる存在になりたいと改めて感じました。 
 
 
 
 エレイン・N・アーロン先生は、HSPの症状で苦しむ人々がHSPであることに誇りを持ち、自己肯定をし、適職を見つけ社会の中で活躍することを願って執筆されたのだろうとこの本を読んで強く感じます。 
 
私自身は、この本と出会えたことにより、世の中には私が思う以上に、私のような敏感で繊細な人々が多く存在するということを認識でき、自分自身のHSP気質と生きづらさへの理解が深まりました。 
 
そして、この本を読んで学んだことを、自分自身に存在する繊細な部分によって自分が苦しくなったときの対応に役立てていきたいと思います。 


 
<大学生・男性・きむらさん>
 
私は、典型的な「ささいなことにも動揺してしまう人」です。
 
この、「ささいなことにもすぐに『動揺』してしまうあなたへ。」は、そういった人の事を「Highly Sensitive Person(HSP)=すごく敏感な人」と呼んでいます。
 
このHSPの最も大きな特徴は「敏感すぎる」ことであり、とても繊細なために、ある刺激に対して「神経が高ぶりすぎる」というものです。しかし、そういった特徴は決して悪いようにだけ働くものではなく、HSPには隠れた才能がたくさんあると、著者のエレイン・N・アーロン先生は言っています。
 
隠れた才能を引き出すためには、自分自身がその性格の特徴を知り、捉え方を改めることが必要でした。私は、「ささいなことにもすぐに『動揺』してしまうあなたへ。』を読んで、自分自身を見つめ直すことで、自分の事をポジティブに捉えることができるようになりました。
 
 
 
HSPのような「敏感すぎる人」はその特徴から、しばしば周りの人から勘違いを受けやすいです。
 
「敏感すぎる人」は神経が高ぶりやすいので、他の人には気にもならない、わずかな刺激に反応してたり、気になって集中できなくなってしまいます。ささいな感情の変化にも気がついて、他人を思いやることができたりする反面、ささいなことにもすぐに動揺してしまうことが多いのも事実です。
 
しかし、周りからの間違った評価を自分自身に当てはめて、自分の事を「恥ずかしがり屋」や「人見知り」などと捉えてしまうと、本当の自分が見えなくなってしまって、人間関係に悩んでしまうと知りました。
 
私は、宴会や飲み会のような、騒がしい場や会話をあまり好みません。はじめは我慢して楽しもうとしていても、しばらくすると糸がプツンと切れたように、急に周りに対して無神経になってしまいます。私自身は「内向的」な人間ですが、その時の私は決して「人見知り」や「恥ずかしがり屋」などではなく、騒がしい環境という刺激に、神経が高ぶった状態が続いたので、疲れてしまっているだけでした。
 
このように自分自身を知ることで、対処すべき課題が見えてきました。
 
自分はそういう人間であるということをポジティブに受け入れることで、外の空気を吸ってリラックスをするなど、自分自身を労わる心の余裕を持てるようになりました。もしも自分の事を「人見知り」という誤ったレッテルを張っていれば、うまく新しい環境や人間関係に馴染めない自分に対して嫌悪感を抱いたり、ましてや「他の人の些細な感情の変化を読み取って接することができる」といった、自分の長所を見出すことはできなかったと思います。
 
 
 
HSPの人には、完璧主義的(完璧主義なのではなく、いろいろなことに気づいてしまうことが、結果として完璧主義に見えるということです)な人が多く、自分に厳しくしてしまう傾向があります。私自身、仕事が細かいところまで終わらないと「遊ぶ」ことができず、この「細かいところ」が私の神経を針のようにつつき、神経を高ぶらせるので、リラックスしたり楽しんだりできなくなります。
 
対処法として、「自分の中に自分の親をもつ」というものがあり、私にはこれが凄く効果的でした。完璧主義的な自分を労わってくれる存在を内面にもつことで、心のバランスがとれるようになりました。リラックスするために一人の時間を作って、読書などをするようにすると、次第に「もう一度頑張ろう!」という気が沸いてくるようになりました。そして、その仕事で自分だけの才能を、フルに使って取り組むことができるのです。
 
 
 
HSPの秘められた才能には「衝動性、好奇心、強い独立心、高いエネルギー値、内向性、直観力、妥協のなさ」などがあるそうです。
 
このような素晴らしい才能を仕事や人間関係に活かすためには、自分自身の特徴をよく理解し、それについてポジティブに捉え直したうえで自分自身を伸ばしていくことが、本当に大切なのだと思いました。
 
かつての私のように周りの刺激に対して敏感に反応してしまう人は、ぜひこの知恵を生かして、自分のことを良く知った上で好きになって、その人だけの素晴らしい才能を見つけ出し、活かせるようになって欲しいです。
 
 


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(繊細の森・もりばん・とうこ)

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